中堅社員が小粒化しているとされる背景について|中堅社員研修はライフライン|石川|福井|富山|北陸|
あらゆるものを取り巻く環境が変化し、将来の予測ができない状況、そのようなVUCAの時代になってから
かなりの時間が経過しました。その間、コロナ感染、戦争や侵略、円安・ドル高等の為替問題、そして温暖化に伴う
自然災害などが世界規模で起こっています。
このような変動性、不確実性、複雑性、曖昧性の時代に求められる力とはどんな力なのかを考えてみましょう。
まず1つめはデジタルを使いこなせる力です。
・ITを活用しながら、社内外と繋がり、課題に向きあい解決できる人材が求められています。
これにはデジタルリテラシィが必須となります。
次に組織の景色を変えられる力です。
・イノベーションやトランスフォーメーションを起こす前提条件は従来の組織の景色を固定化させないこと
すなわち新しい価値の創造が必要です。
私もこれに日々取り組んできましたが、なかなか難しいことです。
なぜなら今まで通りの方が安心で、かつ楽だからです。
他者を受け入れる力も必要です。
・何しろ正解が見つからないわけですから、自分と異なる特性を持つ人の考え方・特性・能力を認め
その人達の勝ちパターンを学んで受け入れることが重要となります。
さらに自ら問いを立て、答えを探す力も必要です。
・自ら問いを立て、議論を通じて自分達なりの最適解を模索することが大切です。
なかなか答えは見つかりませんが、その議論のプロセスの中で新しい発見もあるはずです。
最後に自社を深く理解することが出来る力です。
・イノベーションに欠かせないのは、何と言っても「自社に対する深い理解」
すなわち、自分達は何者なのかをきちんと説明できることが肝要です。
オンラインで様々な人の話や商談を聴く機会が増えましたが、この人本当に自分の会社のことを理解しているの?
というケースもあります。
この時代に個人として求められる力を上記にまとめてみましたが、では組織としては何が必要なのでしょうか。
成果を出し続ける組織創りのために
マネジメント層の使命は成果を出し続ける組織を創ることです。一度だけの達成ではなく、継続して
成果を出し続けること…そのための組織創りが重要です。
そのために目標にすべきは「自走型」の組織ではないでしょうか。
自走型の組織とは、メンバーが個人の目標は勿論、それだけではなく
組織の目標達成のために何をすべきかを自発的に考え、行動し成果を生んでいる組織のことです。
自走型組織に求められる3つの条件
条件1 メンバーが個人の目標を認識した上で、目標達成のために、自らがすべきことを認識し 自ら考え、行動できる
→すなわち、メンバーが自立していること(個人の自立)
条件2 個人だけではなく、チーム・組織の目標達成のために主体的に行動できること
→メンバーと組織が同じ方向を向いて、同じ目標のためにシナジーを発揮していること(相互依存)
条件3 達成するたびに上がっていく目標に対し、メンバーと組織が達成するように動くこと
→メンバーと組織が常に成長し続けること(第7の習慣…刃を研ぐ)
このような組織を創ることが出来れば、この先どんな変化が起きても、慌てることなく状況に対応して
成長し続けることが出来ると思いますので
私どももそのような組織創りに、常にチャレンジしていきたいと考えております。