薬局薬剤師の仕事も、「病気は予防へ」
健康とお金は切っても切れない間柄。
健康のために、皆さんに読んでいただきたいお金の本が出ました。
出版メソッドに通っていた頃のご活躍の同期である
江上さんの新刊「一生お金に”嫌われない”生き方」(PHP研究所)です。
ほんとうに、おせっかいな方で
心底皆さんのお金のことを心配してくれています。
彼が本を出すたびに
勇気づけられ、奮い立ちます。
別に彼に本をもらったから言うわけではありません。
いただく前に、自分でも注文していました。
お金の問題は、健康と直結することが多いからです。
わたしは生活習慣病に関する相談を薬局店頭で受けており
大学院生としても研究を続けています。
「お金の問題」と「健康の問題」は、全く異質のものに見えますが
両者とも生活習慣病だと日頃から思っています。
お金がないことで健康を損なう方もいますし
健康を損なって大きなお金を必要とする方もいます。
彼はこの本の中で、ウォーレン・バフェットの言葉を紹介してくれています。
お金の問題は、大切な事なのに
ほとんどの方が誰からも教わらずに生きて来ています。
ところが多くの方が健康を損なってから
その重要さを認識することになります。
実際多くの方が、両方の問題を同時に抱えて連絡を取って来られます。
失ってから気づくものほど、大きいですよね。
気づいたときから改善が始まる
気づいて行動を起こしたときから
いくらか回復できるのが「お金と健康」両者のいい所です。
命の指標テロメアも、
生活習慣によって伸びたり縮んだりするそうです。
とあるセミナーで知り合った友人に
歯科医の研究者がいます。
相田順子さんとおっしゃって
彼女は命の指標テロメアの研究者です。
まるっと話をご紹介すると
糖尿病など生活習慣病のある方はテロメアが短くなっているそうですが
生活習慣を改善すると、テロメアの長さが戻って行くと言います。
行政ではなくて自分の問題
近ごろは地域の中の便利な人と思うのか
行政の中での地域活動も多くあります。
収入が地域経済の影響を受けないのが公務員収入の良い所ですが
それゆえに、あまりにも世の中に疎くて嘆かわしくなるのが現実です。
世の中の格差は増大しているのです。
ボランティアスタッフに行政担当者を入れた時
地域住民の生活と密接なはずの保健師ですら
「え?格差が広がっているの?」と口にして唖然としました。
お金も健康も自分の問題です。
薬局での生活習慣病対応は自費です。
当然お金の問題も発生し、お金の問題はストレスになります。
病気予防のためにお金を使う方
病気の改善のためにお金を使う方
健康の問題は病院で健康保険を使ってするものだと思っている方
健康に対するお金の考え方・使い方はさまざまで
日々、折り合いをつけながら仕事をしており切実です。
今からのみなさんの健康人生のためにご紹介します。
一生お金に嫌われない生き方 江上治(PHP研究所)