『子育て支援メッセいしかわ2018』心よい医療連携に感謝して、出場します
まちかど糖尿病指導薬剤師の笠原友子と申します。
唐突ですが、みなさん“相談薬局”と言う薬局形態をご存知ですか?
今はすっかり見かけなくなりましたが、うちはその“相談薬局”をしています。
先日、歯科医師会で講師をしていましたら
「薬局は、調剤薬局しか知りませんでした。」
「わたしも相談に行きたいです!」
とおっしゃっていただきました。
そもそも論になりますが、
薬剤師が相談業務を行っていること自体をご存知ない方が多く
今では絶滅危惧種となったその“相談薬局”のお話を今日はしたいと思います。
“相談薬局”は保険証無しで行ける地域の健康相談所
“相談薬局”は、昔ながらの街の薬局です。
薬局の営業形態には、機能的に無理やり分けると2つあって
一つは、相談薬局
もう一つは、調剤薬局があります。
医薬分業の流れに乗って一気に件数が増えてきたのは調剤薬局で、
これに反して、まちかどで健康相談を受ける薬局は一気に件数が減って来ています。
映画「おとうと」で吉永小百合が演じていたのは
相談薬局の薬剤師です。
両方の機能を兼ねている薬局もあって
うちは開業以来地域で、その「相談薬局」をして来ました。
地域に調剤薬局が無かったと言う事もあって、
近年の医薬分業の流れに乗って、保険調剤も行っている薬局です。
体の不調を詳しくお聞きし、あれば血液検査結果も持参していただき
漢方的な視点、栄養的な視点、持ち得る様々な視点から状態を判断して
漢方薬やドクターズサプリメント、一般サプリメントを使って
みなさんの体調不良の改善のお手伝いをしています。
厚労省が“相談薬局の”の存在を思い出しました
相談薬局と言うのは、昔ながらの薬局で、
風邪を引いた!胃の調子が悪いと言った
日常の体調不良を保険証が無くても薬剤師に相談して解決する
国民皆保険が始まる前から、地域に存在した薬局形態です。
国民医療費の高騰に困った厚労省が、その機能を思い出し
2013年から「薬局店頭における糖尿病をはじめとする生活習慣病の相談」
と、調剤薬局にも相談薬局機能を持たせようと推進し始めましたが時遅く、
以前のように復活して来ていないのが現状です。
思い出すきっかけを作ったのが
拙著糖尿病は栄養をとれば健康に戻る(経済界)
ただ今売り切れ中ですが、出版社が復活に向けて動いてくれています。
得意分野を持っている“相談薬局”もあります
相談薬局の薬剤師は、日々の相談業務を通して医薬品や健康食品を販売し
自分の腕で食べていますから得意分野を持っている薬剤師もいます。
それが当店の場合は、高血糖体質の改善や漢方相談なのです。