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笠原友子

栄養と漢方で糖尿病を健康に導くプロ

笠原友子(かさはらともこ) / 薬剤師

笠原健招堂薬局(有限会社笠原)

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コラム

「敬老会」に呼んで戴きました。

2016年6月26日

テーマ:日常の活動

コラムカテゴリ:医療・病院

コラムキーワード: 糖尿病 食事糖尿病 症状糖尿病 予防

日曜日の朝、ちょっと離れた地区から呼んで戴いて『敬老会』の集いの講師に呼んで戴いて行って来ました。


対象者、約200名+その世話係やら、婦人会や、来賓の方々

婦人会の余興の前の特別講演と聞いては居ましたが、意外と人数が多くてびっくり!です。

4月から廃校になった小学校校舎を使っての催しで、一面ご老人ばかり(当たり前です)
世話をする方も20歳代は到底見当たりません。


講演タイトルは
『健康で 薬いらずで 長生きする方法』

司会者の方が、『聞く方は聞きたいですけど、こんなこと言って薬局がやって行けるんですか?』
同じことは大学に行っても言われて来ました。

皆さんは、薬を飲み続けたいですか?
私は幼いころ体が弱くて薬が切れなかったので、薬を飲まなくても良い体が欲しかったです。
1人目の出産で死ぬ目に遭いましたが、自力で身体を改善し、その後3人出産して育てました。
我が子を育てられずに亡くなった若い親がいるのなら、その子たちが健康に育つようにして上げたいですし、家族も大変ですから防げる病気は防いでいただきたいと思ってお話ししています。
そのための対策もお教えしていますし、薬局には健康にいるための方法が沢山あるのです。
笠原健招堂薬局は、健康を招くところ(堂)です。

【前置き】のお話は、厚労省の回し者ではありませんが、薬剤師会長らしく医療費削減のお話しをします。
ご高齢者ご本人たちを前にして、言いにくいことをケロケロと、
「仕方のない事でもありますが、みなさん一番医療費を使っている年代です。」と言うと、怒られるかと思いましたが、みなさん妙に納得しておられる顔つきです。


「この医療費を、少ない人数の働き世代で負担しています。
「おまえら若いもんの世話にはなっとらん!」とおっしゃる方々もありますが、医療費の9割は若い世代の出す税金でまかなわれています。子孫の代まで、医療費を残してやってくださいね。」

「うん、うん。」とうなずき、

「健康寿命=自分の寿命にしたいですね。」と言うと、「うん、うん。」とまたまたうなずき、


「飲み残しのお薬はありませんか?」とお聞きすると「ない、ない」と首を横に振っておられたのに、

「もったいないですからね。もらわなくても良い薬はもらわずに済むように!」薬局への残薬持込み用の袋(=石川県薬剤師会で作っているイージーバック)を配布すると
「わかったよ!」とばかりに、袋を手に取って妙に得心顔。


まったく一見素直なご高齢者たちです。
この後どのような行動を取られるかは、近隣の薬局に山ほどの残薬が持ち込まれて、薬局から悲鳴が上がるかどうかで分かります。
次回の薬剤師会合同会議は私は欠席予定ですから、その次の会議で聞くことに致しましょう。

本題の【健康で 薬いらずで 長生きする方法】は、
私の著書「糖尿病は栄養をとれば健康に戻る」(経済界)に書いてある内容を老人向けにお話ししました。

人は高齢になるだけでも、高血糖になりやすくなります。
その上たくさんの薬や酒を飲んでいる方はなおさらです。

見るからに、平均年齢80歳くらいの方々を前に、ちょっぴりメカニズムに迫った話を展開する暴挙とも言える内容ですが、なるべく短くしたせいか、もしくは「栄養不足じゃ眠れない」などと身近な話題に迫ったせいか、小1時間の話の中で寝る人もほぼ無く、ほんとうに静かにうなずきながら最後までお聞きいただいて恐縮でした。

田舎は(全国的でもありますが)支える世代が少ないので、高齢者が元気でいていただくだけで若者世代への孝行になります。

天寿を全うしていただくまで、健康的にいたい方はご相談ください。

この記事を書いたプロ

笠原友子

栄養と漢方で糖尿病を健康に導くプロ

笠原友子(笠原健招堂薬局(有限会社笠原))

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