血液検査結果は、栄養素補給に必要なデータ

笠原友子

笠原友子

テーマ:糖尿病・原因・栄養素不足

シリーズ1)あなたが糖尿病になった原因は「栄養素不足」にあった!【糖尿病・原因・栄養素不足】の続きです。
春の行事続きで、間が空いてしまいました。
前回は3タイプにわけられる糖尿病患者 と言うお話をしていました。
今回は、健診シーズンと言う事もあって、昨年指導を受けた方は、健診前自己チェックにうってつけです。
昨年の検診結果を取り出して、見比べながらご覧ください。
自分でやって見て、どうにもうまくいかない方は、昨年の検査結果を持って、ご連絡の上でいらして下さると、懇切丁寧にお話しいたしますよ!
血液検査結果は、セルフコントロールにも栄養素補給にも必要なデータなんです。

 効果的な栄養素を補給するに当たって、重要な指標となるのが検診結果(血液検査結果)です。
結果が悪いとつい目をそらしたくなるものですが、それはもったいないことです。
なぜかと言うと、検査結果には栄養管理に重要な情報が書かれているからです。
さらに、病気の経過を自分で追跡することもできます。自己管理に不可欠な情報から目をそらしてはいけません。

 少なくとも直近のものは手元に置いて、できれば余白に検査時の体調や環境も書いておきましょう。
もともと数値が高いのか、低いのか、今だけ高いのか、家系的に高いのか、徐々に悪化しているのか、急激に悪化しているのか、その原因として思い当たることはあるのかないのか。さまざまな判断材料になるデータになります。

 糖尿病は早期発見、早期治療が欠かせません。健康診断では少し厳しいくらいに、要指導・要再検査の指示が出ますが、むしろ網に掛かったときが「病気の状態になる前に自己管理を始められるチャンス」だと心得ましょう。再検査の糖負荷検査では、必要なインスリンが十分には分泌されているのか、詳しく状況を把握できるので、それをもとに自己管理を行えばいいのです。
次の表でチェックしてみてください。(表にカーソルを当ててクリックすると拡大します)



改善への道をお考えの方は、こちらへ糖尿病について

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笠原友子
専門家

笠原友子(薬剤師)

笠原健招堂薬局(有限会社笠原)

漢方の選薬用質問と血液検査結果から微量栄養素の不足や日常の生活習慣をチェックし、微量栄養素補給と漢方薬の選薬だけでなく生活指導で糖尿病をはじめとする生活習慣病に対応し、特定保健指導までできるのが強み。

笠原友子プロは北陸放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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