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長く安心して住める家にするために無垢材の家をおすすめします。本物の木を使った家は「違う」のです。
無垢材と集成材
無垢材とは何かと言えば、「本物の木」というのが一番分かりやすい答えになるでしょう。
実は建築材として用いられている「木」は「集成材」と呼ばれるものが多いのです。
集成材は厚さ2~3センチの乾燥した板を接着剤で貼り合わせて作った木材です。強度もあり、
割れや反りが少ないという長所を持っています。
しかし、自然のままの木、本物の木である無垢材が持つ良さを人工の木である集成材が持つことはできません。
無垢材の良さ
無垢材は「呼吸」しています。家の中の湿度が高ければ湿気を吸い、湿度が低ければ湿気を吐き出します。この調湿作用は無垢材特有のもので、一年中、家の中を快適な状態に保ってくれます。そして、ダニやカビの発生を抑える効果があることも分かっています。
また、無垢材は多孔質で繊維の中に空気を含んでいます。そのため熱伝導率が小さく、家の外の寒さを伝えにくい、一度あたたまると冷えにくい、という特性があり、家の中の温度を一定に保つ働きも持っています。
そしてまた、あの自然の木特有の香りは、私たちの心をなごませ、安らかさを与えてくれます。
長く住むためのメンテナンス技術
多くのメリットを持つ無垢材ですが、生きて呼吸している分、木が縮んだり膨らんだりします。
そのため多少の反りや割れが起こることがあります。そこが無垢材の弱いところ、という指摘もありますが、日本建築の主材として長い伝統を持つ無垢材には、その補修・メンテナンス方法が確立しています。
また、無垢材は集成材のように均一ではありませんから、使われた無垢材が一気に全てダメになるということがありません。弱った部分は「ここを直して下さい」と木が教えてくれます。
その木の声を聴くことができる職人、確立されたメンテナンス技術によって、無垢材の家は長く、安心して住める家になるのです。