歯科治療費と確定申告(歯の治療の医療費控除について)
1.マイナンバーカードを保険証として提示でトラブル発生!!
前回は受診の度に毎回、保険証をご持参いただく必要があることをご説明しました。
また、政府がポイント付与とかで国民をエサで釣ったり、医療機関にプレッシャーをかけて読み取り端末導入させるなど、男の意地(?)でマイナンバーカードの普及を強力に推し進めた結果、マイナカードを保険証の代わりにご提示いただく機会も徐々に増えて参りました。
デジタル化は避けられない流れとは言え、便利になったかと言えばそうでもありません。。むしろトラブル頻発で困っています(泣)
年度初めの4月に転居したり、新しい職場に移った方、新卒で入社した方、大勢いらっしゃると思いますが、当然のことながら保険証も新しくなります。ところがマイナカードで保険証情報を照会しても、5月になってもオンライン上で新しい資格情報が更新されていない!!(汗)
「保険資格ナシ」って表示されたり、住所が古いままだったりして、受付でカルテが作れない事態に度々なります。
さらに、以前は紙の保険証を提示されていた通院中の患者さんが、マイナンバーカードを使うようになった場合、患者さんの住所や保険者などの資格情報がどこも変わっていないのに、なぜかいろいろ修正されます(笑)
例えば住所の表記が「茨城県稲敷郡阿見町〇〇」だったところが「茨城県 稲敷郡 阿見町 ○○」って具合に1字づつ間隔があいた状態で表示され、間違いとして指摘されたり、世帯主の表記が漢字だったところが、なぜか全てカタカナに変換されたり、保険証の記号・番号が全角と半角が混じった数字に変わったりして、正しく修正を求められるんです。もう意味が分かりません!
受付で無駄な仕事が増え、患者さんの待ち時間が増えるし、設置した機器の保守点検料まで負担しなければならず、踏んだり蹴ったりです。
2.マル福や後期高齢受給者証も持参してください
結局は患者さんに紙の保険証を持参していただくしか確認する方法がなく、18歳以下のマル福の情報なども反映されていないため、スムーズな受付のためには
①紙の保険証、
②マル福、
③後期高齢受給者証
をお持ちの方は必ずお持ちくださいませ、クリニックからの切なるお願いです。
河野大臣が「医療機関が患者に、紙の保険証を持ってこいってアナウンスするからマイナンバーカード普及しない(怒)」、「そんなけしからん医療機関には罰則を与える」、「自民党支持者から、けしからん医療機関を密告する窓口作る」って言ったとか言ってないとか…おお怖っ。
お上に逆らうつもりは毛頭ありませんが、私どものような個人経営の小さなクリニックに対して、これまでも医療機器以外の端末を段階的にいろいろ導入するように誘導してきました。しかし、今回の保険証のオンライン資格確認はひどい。段々良くなるとアナウンスされていますが、現時点では大変お粗末です。
年内にはなくなる運命の保険証ですが、あるうちはご面倒でも必ずお持ちください。また、受付に時間がかかっても、温かい心で見守っていただきますようお願い申し上げます。
つくば・土浦の歯科・口腔外科/インプラント治療の専門医つくばオーラルケアクリニック
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