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鍼灸師の具体的な仕事って?

やくさひろ

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テーマ:鍼灸院の活用方法

先日、鍼灸師の業務内容について取材を受けたので下記にまとめてみました。

興味のない方はあまり面白くない内容かもですがこんなこともしているんだなってところを参考程度に読んでいただければ嬉しいです。

鍼灸師の主な業務は、鍼や灸を用いた施術や治療を行うことです。
患者の体調や症状を詳しく聞き取り、痛みや不調の原因を特定し、適切な治療法を提案します。また、患者の症状の変化や効果の確認も重要な業務です。

どのような職業にも該当するのでしょうが、コミュニケーション能力が最も必要だと感じています。

次に鍼灸師は患者に対して健康アドバイスや予防法を提供することも重要です。例えば、運動療法やストレッチの指導、食事や生活習慣の改善案なども鍼灸師の業務の一部です。
症状の根本治療だけでなく、患者の生活全体をサポートすることで、健康の維持や予防にも貢献しています。
つまり、トレーニングや運動の知識や実践能力なども総合的に必要不可欠であると感じています。

「専門的な知識が必要」とも言われますが、柔軟に多角的にアプローチする必要があるので、日々解剖学、生理学の勉強は欠かせません。

例えば、妊婦や高齢者、障害を抱えた人々に対しては、特別な配慮や施術法が求められます。また、病院やクリニックでの勤務の場合は、他の医療スタッフとの連携も重要です。鍼灸師は、総合的な医療チームの一員として、患者のケアを行います。

あと、あまり知られてはいませんが、研究や学術的な活動も含まれます。鍼灸の効果やメカニズムに関する研究や、新しい治療法や技術の開発に取り組むこともあります。学会や研究機関との連携や情報共有も重要な要素です。

最後にありきたりではありますが、自己啓発や研鑽を欠かせません。新しい治療法やアプローチの習得、国内外の他の医療スタッフとの意見交換や交流活動などに積極的に取り組むことが重要です。私の場合は親族に医療関係者が多いのでその面では非常に恵まれたポジションからスタートをきらせてもらったと実感しています。

ここで私が専門分野として提供している美容鍼灸についてまとめてみました。

シワやたるみの改善、肌のトーンアップ、血行促進などの効果が期待される施術法です。美容鍼灸は、従来の美容ケアとは異なるアプローチを追求します。鍼や灸を用いることで、体の内側からのアプローチが可能となります。患者の体調や生活習慣の改善にも目を向けることで、美容効果だけでなく総合的な健康へのアプローチも行います。
さらに肌のトラブルだけでなくストレスケアやリラックス効果も期待されます。鍼灸の施術は、体の自然治癒力を高める作用があります。これにより、体全体のバランスを整えることで、心身のリラックスやストレスの軽減が可能となります。

最近、美容外科からの問い合わせが増えており、業務提携(脂肪吸引後、フェイスリフト後のダウンタイムの施術)のお話をいただいています。

美容クリニックやエステサロンとの提携や協力、他の美容専門職との連携により、より総合的なサービスを提供することも可能です。
これからの時代、フリーランス鍼灸師とか増えていくんじゃないでしょうか?フリーランス看護師などもトレンドになりつつありますよね。

また私が最も興味があるのは福祉介護業界での役割です。現在はデイサービスでの施術を定期的にやらせていただいておりますが、2月から障がい者グループホームでの施術契約の業務も追加となりました。

例えば、高齢者や障害を抱えた人々の痛みや不調の緩和に鍼灸が活用されています。病院や施設での鍼灸治療や、在宅での訪問鍼灸などが行われています。

痛みや不調の軽減だけでなく、生活の質や心のケアにも貢献しています。例えば、寝たきりの患者に対して体位変換やストレッチなどのケアを提供することで、体力維持や生活のリズム調整を支援します。

明日は午後から、某医療法人様にて、「医療スタッフや介護スタッフへの鍼灸の効果や利用方法についての教育や啓発活動」の一環としてセミナーを担当させていただきます。福祉や介護業界でのニーズや社会的な課題にもアプローチが必要だなと最近つくづく感じますね。

という内容でまとめてみましたがいかがでしたでしょうか。

鍼灸学生の方も私のnoteをご覧いただいているようなので、ぜひ働き方の一つとして参考になれば幸いです。

学校では教えてくれないことばかり。学校は「受験資格を得るためのもの」と割り切り、学校に対して何か不満やフラストレーションがあればそれは外部に目を向けることでより多くの学びに繋がりますよ

↑昨年から鍼灸学生の相談を受け付けていて、勉強法とか学校の相談とかいろいろDMでいただいています。

私の学生生活は仕事と両立しながらでしたので
●休めるときはやすむ
●授業中に勉強をする
●先生の授業や指導内容に不満があってもスルーする

この3つを実践していました。

卒業したら関わるわけでもないし、その人が自分の人生の軸になるわけでもないのだから、基本スルーです。とはいいながら、私自身、相当な発言を受けての学生生活でした。

とある講師からは「混血」と言われ(おじいちゃまがロシア人なのです)、実技試験の際には「中身すっからかんのメッキが剥がれた人間。3年生なのに1年生より下手。みっともない」とも言われてました。そんな発言生れてはじめてだったのでいい年した大人が大泣きしながら帰りましたね。

でもそういった心ない言葉を受けても
「私がしっかりしなくちゃ!」「この人はちょっとかわいそうな人なんだ」とか、そう思わないと学校なんて続けられなかったです。

優しい先生もいました。そういった先生だけ見てればいいんです。
他はムシムシ。適当にあーはいはい でいいんです。

とにかく合格をして鍼灸師としてスタートをきることで、全部なかった話にできちゃうんです。2月末、鍼灸国家試験ですね。

昨年度2月思い出すなー大阪マラソンとかぶっていたな笑

受験生の皆様、今回の記事で働き方や将来像について少しでも参考になればうれしいです。

そしてやくさ鍼灸院に通ってくださっているお客様も鍼灸のお仕事について少しでも興味をもっていただけたら嬉しいです。

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やくさひろ
専門家

やくさひろ(鍼灸師)

一般社団法人ヘルス&クラッシー

健康を土台に美が成り立つという東洋医学の考えを重視。鍼灸で体の内側に働きかけて、全身のバランスを整え、肌質改善を導く施術に力を入れています。オリジナルのスキンケアブランドを用いたサロンの運営も。

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