インディバを積極的に取り入れたい理由
東洋医学では健康維持や病気の予防に対して、「養生」という考え方があります。養生とは、生活や食事、運動、心の状態などを調整すること。
つまり、心身の調子を整えて健康を維持することを指します。
養生の基本とされているのが「食事」。東洋医学においては食べ物に、「五味五色」という考え方があります。大切なことは「五味」(酸味、甘味、辛味、苦味、塩味)がバランスよく摂取されること。また「五色」(黒、赤、黄、白、緑)の色をした食べ物を摂取すること。「五味五色」を意識すると、身体に必要な栄養素を補うことができます。
養生には「運動」も欠かせません。運動によって体内の血流が良くなり、筋肉や関節の動きが改善されます。また代謝が活性化されて免疫力も高められるため、病気の予防にもつながります。ただし、過剰な運動はかえって身体に負担をかけることがあるため注意が必要。無理せず、自分に適した運動を行うようにしましょう。
心の状態も、養生と大きな関わりがあります。ストレスや不安、悲しみなどがたまると、身体の調子が悪くなることがあります。そんなときは心を落ち着かせるために、アロマを焚いたり瞑想やヨガなどを取り入れてみましょう。良質な睡眠をとることも大切です。十分な睡眠は、心と身体をリフレッシュさせてくれます。
以上のように、東洋医学では「食事」「運動」「心の状態」を調整することで身体を健康に保つことを、「養生」という言葉で表しています。自分に合った養生法を見つけて日々の生活に取り入れれば、健康で快適な生活を送ることができるでしょう。
養生は、日々の生活においても簡単に取り入れることができます。
食事面においては、食材選びにこだわること。「五味五色」をバランス良く摂取することが大切です。また食事の量や時間、調理方法も考慮しましょう。例えば夕食を早めに済ませることで、消化にかかる負担を減らすことができます。すると、よく眠れるようになるでしょう。仕事の関係などでどうしても夕食を摂る時間が遅くなってしまう場合は、食事量を減らしたり、胃に負担をかけない食べ物や調理方法で食事をするなど、ライフスタイルに合わせて工夫した食生活を心がけましょう。
運動面においては、適度に身体を動かして運動不足を解消することが重要です。運動不足になると血流が悪くなり、身体が凝り固まってしまいます。それを防ぐために、簡単なもので良いので運動をするようにしましょう。例として、ストレッチやウォーキングなどです。通勤の方は、会社の最寄りの一駅手前で降りて歩いてみる。オフィスで積極的に階段を使うのも良いでしょう。在宅やデスクワークの多い方は、『1時間に1回』などと休憩時間を決めて、その時間に軽いストレッチをするだけでも血流が良くなり、身体が固まるのを防ぐことができます。
心の面においては、ストレスを減らして心を落ち着かせることが大切。ストレスを減らす方法としては、趣味に没頭したり瞑想したりすることがおすすめです。趣味を持てば、日常のルーティンから抜け出して大きな気分転換になります。瞑想を行えば、心身ともにリラックスできてストレス解消になります。
最後に、睡眠。
養生では、良い睡眠をとることも非常に重要です。寝る前にスマートフォンやパソコンの使用を控える、布団や枕の選び方にこだわる、寝室の環境を整える、など。睡眠環境見直し、改善しましょう。
以上のように、養生は日々の生活に簡単に取り入れることができます。自分のライフスタイルに合った養生法を見つけて積極的に取り入れれば、健康的で快適な毎日を送れるようになるはずです。