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自律神経の乱れを緩和する食材

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テーマ:自己紹介

鍼灸師のやくさひろです。

東洋医学では、自律神経の乱れは『気の乱れ』と考えられます。
気は体内を巡り、身体や心の機能を調整しています。
しかしストレス、不規則な生活習慣、栄養不足、気候の変化などさまざまな要因により、気の流れが乱れることがあります。

気の乱れは、身体や心の不調を引き起こします。
具体的には疲労感、睡眠障害、消化不良、不安感、イライラなど。
東洋医学では、気の乱れを改善するためにはバランスを整える食事が重要視されます。
また規則正しい生活習慣、適度な運動、心を落ち着かせる瞑想や気功なども重要とされています。

自律神経の乱れを緩和するためには、身体と心の調和を取り戻すことが必要。
東洋医学的には、そのために大きく3つのルールがあります。
そのルールに則った食材を取り入れると良いでしょう。

①「五味」を含む食材:五味とは、甘味・酸味・苦味・辛味・塩味のこと。これらの味をバランスよく摂ると、体内のエネルギーの流れが調整されて自律神経のバランスが整います。例えば、根菜類や果物は「甘味」の食材。「酸味」を持つのは柑橘類や酢。ホウレン草やゴーヤなどは「苦味」の食材として分類されます。

②温性の食材:自律神経の乱れには、温性の食材を取り入れることが効果的です。例えば生姜やニンニク。これらの食材には身体を温める効果があります。シナモンや唐辛子なども、温性の食材。身体を温める食材を積極的に摂取することで、体温を上げて自律神経のバランスを整えることができます。

③消化を助ける食材:消化不良は、自律神経の乱れを引き起こす要因の一つ。消化酵素を含む食材を摂取することが重要です。例えば、パイナップルやパパイヤ。これらに含まれる消化酵素の働きは消化を促進し、胃腸の負担を軽減します。またカモミールやシソ、ミントなどのハーブティーも、消化をサポートしてくれます。

五味のバランスが良く、温性で消化の良い料理には以下のようなものがあります。

さまざまな野菜を炒めて調味する、「野菜炒め」。
甘味と酸味を引き出すため、野菜には人参やピーマン、キャベツなどを使います。仕上げに醤油や酢で味を調えましょう。温かくて消化の良い料理の一つです。
お肉や野菜を湯でさっとゆでて食べる「しゃぶしゃぶ」もオススメ。大根や白菜、キノコ類を使い、甘味や苦味を引き出しましょう。冬の定番料理です。
「味噌汁」も、五味のバランス良く栄養を摂ることができます。お好みの野菜に加えて豆腐、海藻類を加えることで、胃腸を温め、消化を助ける効果があります。
身近な料理で自律神経が整えられるのは嬉しいですね。

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やくさひろ
専門家

やくさひろ(鍼灸師)

一般社団法人ヘルス&クラッシー

健康を土台に美が成り立つという東洋医学の考えを重視。鍼灸で体の内側に働きかけて、全身のバランスを整え、肌質改善を導く施術に力を入れています。オリジナルのスキンケアブランドを用いたサロンの運営も。

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