いよいよ夏野菜
7日からの入院を控えて、父の活動量は異常に?上がっている。
決して、元気になっているわけではないのだ。
それでも、入院準備の買い物をしたり、
安全のために杖をもらいに行ったり、(須磨区は無料支給制度がまだある)
その杖を試しに、わざわざこの寒い中、「しあわせの村」へ歩きに行ったり、
入院中にする絵手紙やらのために、画材を買いに行ったり・・・と忙しい。
夜、寝るために、(父の部屋は2階なので、)階段を上がる姿は、
まさに渾身の力を振り絞って・・・という感じだ。
14段の階段を、普通にタンタンと上がると、まあ10秒足らずだろうけれど、
そこを、一段一段、手すりを握りしめ・・・というよりは、手すりを使って、
なんとか体を引き上げ・・・というようにして、上がる。
1分ほどかかっていた足音が、最近は3分近い気がする。
さすがに心配なので、こっそり下からのぞいているけれど、
なんというか、見てはいけないモノを見ているような、
父自身も、「見られたくない」と思っているようで、とてもココロが痛む。
無理して動いているので、しんどいのだろうと思う。
「温もった布団に入って、(前もって電気敷き毛布のスイッチを入れてあるので)
横になった時が、一番幸せや~」と言う。
寒くなってからは、ずっとそう言っていた。
昼間は極力動かず、体力を温存して、それでも、夜寝る時が一番楽なんやと言ってたのに。
転移がわかってからは、昼間一人で、これでもかというぐらいに、
車に乗って、西へ東へと動き回っている。
運転している時は、いらんコト考えへんし、
座席に座ってたら、カラダもそないにエラないから・・・だそう。
気が済むように、してもらう。
いたわり過ぎんように、
ココロの中のいろいろは、気付かれんように。
お互いに、そうしているのが、わかるから。
笑って居られる。