車いすで
風邪でしんどい話しか書いていなかったですが、
帰宅した母とは、かなりイイ時間が過ごせたのでした。
別に本人は、しんどいともなんともなく、たまに咳き込むだけで
いたってごきげん。
しかも、多少の熱のせいで、細胞が活性化したのか(医学的な根拠はしらんけれど)、
いつもよりずいぶん会話がつながったし、状況に合ったことを口にしていた。
朝、ベッドを起こして、窓からの陽射しを見て、
「朝やん」と言う。
(時間、季節に合った言葉は、長らく聞いたことなかった)
トイレ行こか~というと、「おしっこする」と言う。
(この、「する」がついてることがポイント高い)
長らくお風呂に入っていないので頭がかゆいようで、
頭を掻きながら「お風呂、お風呂」と何度も言う。
目を覚ました母に、「大丈夫?」「しんどくない?」ときくと
「元気でした」と言う。
「きよし」「よしあ・・・」
「ゆうや」
久しぶりに、母の弟たちの名前、孫の名前が出た。
あ~、もっともっといっぱいあったのに。
全部メモっときたかったけど、その余裕がこっちになくて、
覚えてられてない・・・残念。
でも、いっぱい笑ったし、手や背中をスリスリしたり、
いっぱいくっついて過ごした。
あっ、そうそう、
一人でのトイレ介助の際に、母がバランスを崩しかけて、
父の助けは求められないから、なんとかふんばってもらわな・・・という時に、
「お母さん、しっかり、がんばって立って!!」と手をぎゅっと握ったら、
すごい力で手を握り返してきて、そのままグッと立ち上がったのでした。
いっぱい、母に助けてもらってたんやなぁ。
熱の効果・・・というよりは、
やっぱり、すぐ近くで、体力ギリギリの精一杯で関わっていることで、
何かちゃんと伝わっているんやと思った。
ありがとう。