いよいよ夏野菜
最近は、あまりTVドラマを見なくなっているのだけれど、
けっこう見入っているのが、一つある。
NHK BS「ワンスアポンアタイム」。
おとぎ話の登場人物たちが、悪い魔女の魔法で現代の町に閉じ込められている・・・という話。
設定からして、すでにぶっ飛んでますが、
閉じ込められているのは、いわゆる「おとぎ話界??」の有名人がぞろぞろ。
白雪姫にシンデレラ、赤ずきんちゃん、ピノキオのこうろぎ・・・
しかも、その町の町長が悪い魔女の現代の姿!
町の「のろい」を知ったその町に住む少年が、
魔法を解くことができるとされている唯一の存在を町に連れてくる・・・
現代とおとぎ話の世界が画面の中で、行ったり来たり。
さらに、おとぎ話の中での時系列も入り乱れているので、
けっこうボーっと見ていたら、話がわからなくなる。
でも、小さいころから、おとぎ話好きではあったけど、
なんだか、本の中のお話に、素朴な疑問が山ほどあった私としては、
ほ~そうやったんか、とか、そう来たか・・・など、とてもおもしろい。
特に、謎の登場人物が口にする「魔法には対価を」が、いい。
魔法をかけてもらうには、必ず代償を払うというきまり。
泣いていたら、魔法使いが現れて、望みをかなえてくれる・・・というのより、
よっぽど、筋が通っている。
なんで子供の絵本に、そこをきっちり書いてないのか・・・と思うほど。
さらに、細かいエピソードで、「おとぎ話」の前後が、明かされていく。
毒りんごで眠っていた白雪姫の美しさに、通りすがりの王子様が一目ぼれして・・・というくだりも、
もともと、知り合いだった・・・・しかも、一筋縄ではいかない関係性・・・というように。
ちょっと凝り過ぎな感じもあるけれど、
次はどう来る?・・・・と、
楽しんでいる。