心配する側になって
65歳以上の高齢者が3000万人を超えたという。
過去最高であり、総人口に占める割合は、24.1%。
ほぼ4人に1人が高齢者だ。
昨日、母がお世話になっている小規模多機能施設が入っている「会館」の6周年のお祝い会があり、参加してきた。
予定の時間に行くと、母はもう車いすで会場に連れてきてもらっていた。
ざっと100人ぐらい参加者がいただろうか。
見渡す限り、高齢者・・・
4人に1人・・・というより、スタッフ以外は皆サン軽く70歳を超えてそう。
平均年齢は相当なモノだと思われる。
日頃は、一件ずつお家を訪問しているので、この光景に圧倒される。
母は、車いすに座ってウトウトしていたけれど、会が始まって、音楽が流れだすとぱっちり目を開けた。
お琴に三味線、コーラス・・・
歌ったり、合いの手が入ったり、にぎやか。
午後からはスタッフの方々の出し物?で、さらに盛り上がる。
最後の奄美の三線と太鼓では、大きな声でアンコールがかかる。
振り返ると、車いすに座った白髪のオバアチャン。
エイサ~で、にぎやかに大盛り上がり。
会食を挟んで3時間、思ってたより…というとナンですが、とても、とっても楽しかった。
台風一過でだけではない、カラッと明るい空気。あっけらかんとした笑い、歌声が会場に満ちている。
母と同じ、認知症だと思われる人たちもたくさん、そのまんまそこに居た。母もいっぱい笑った。
ちょっと歌った。
高齢化が進むコトで、いろんな不安が取り沙汰されるが、なんというか、ただ歳をとるというだけのこと。
人として、生物として、当たり前に。
最近読んだ、お気に入りがある。
「世の中には、この3パターンの人たちしかいない。もうボケている人、これからボケる人、ボケる前に寿命がくる人」(文章表現は、ちがったかもしれませんが)
起こりくる様々なことを受け入れて、寿命がくるまで、生きる。
淡々と、あっけらかんと、生きていけたらいいな。
「敬老」の日。
いい一日だった。