いよいよ夏野菜
「退院後、1週間はおとなしくしておくように!」というお医者さんの指示を、
いちおう自分なりには守っていた父なので、土曜日、ようやく畑を見に行くことになりました。
弟子??4人を引き連れ(笑)いざ畑へ。
見事に伸びた(伸び放題ともいう)ナス、オクラ、トマト、ゴーヤ、ピーマンを次々見回り、
さっそくナスの枝にハサミを入れ出した。
大胆にザクザク切り落としていく。
梅雨明けの一番大事な時期に、いろいろと手をかけておくことができていないので
かなり虫にやられており、例年よりもずいぶん収穫量が少なかったのだ。
こうやって刈り込んどくと、また“秋ナス”がなるらしい。
見本があれば、私(ら)にもできる。
しかもこんなにザックリとやっていいのなら、やりやすい。
父には見本で止めといてもらい、後は友人が用意周到に持ってきてくれていた折り畳み椅子に座って、
監督してもらうことにする。
ある程度気が済んだところで、父には先に帰ってもらう。
その後は、オクラの下葉を刈り込み、トマトも整え、ゴーヤの折れていた支柱を直し、
雑草も片づけ・・・手分けしていろいろと働いた。
一か所きれいになると、他が目につく・・・というわけで、見違えるように整えられた畑。
父が入院中、「姿をみない・・・」と気にしてくださっていた近所の人たちに、
「退院しました」とわざわざ言わなくても、この整った状態を見てもらっただけで
「あ~帰ってきたんやな・・・」というのが伝わるように思った。
その日の夕方、またまた久しぶりに母も家に戻ってきて、一晩一緒に過ごした。
「帰ってきたね~」「家よ~」と言うと、「一番いい」とはっきり言い、
「お父さん、どっか行っとった」「私も」と言っていた。
(全部わかってるんやん・・・と思える)
父は、さすがに畑で疲れたのか、母にベッドを返したので、いつものように下で
ゴロゴロできなかったのが堪えたのか、「しんどい・・・」と、早くに寝に上がっていった。
母は、笑って歌って、乗せすぎたせいか、結局夜中起きていて・・・私もげっそり・・・
こんなことでは、まだしばらく母は小規模多機能施設にいてもらわないと、あかんかなぁ
少しずつ、今の生活に慣れていくしかない。
とにかく、バテんように、なんとか乗り越えて行こう。
いっぱい支えて、応援してもらって、お世話になって、本当にありがとうございます。
ぼちぼち・・・いこ。