車いすで
昨日のつづき
夜間、ベッドの上で動き回る母について。
昨夜母は、私が帰宅した時からすでに眠そうだった。
父曰はく、
昼間、かなり一緒に“ぐるぐる”歩き回ったので、相当疲れているやろう・・・とのこと。
なるほど。
疲れさせて眠らせようと考えたらしい・・・
果たして、効果はばっちり。
いつもの就寝時間の8時半を待たずに、椅子の上でコックリしかけた。
手を引いてベッドに行くときも、「ハイッ、足上げて、歩くよ~~!!!」
大きな声で言わないとぼんやりして、危なっかしい。
ベッドに横たわって、ほんの2・3分で、もう寝息が聞こえてきた。
念のため、ベッドと、壁&襖のわずかな隙間には、“座布団”を3枚、挟み込んだ。
ほぼ一晩中、いびきと寝息が交互に聞こえていて、
久しぶりに私も、ゆっくり眠れた気がする。
朝、見に行くと、座布団が1枚引き抜かれて頭の下に敷きこまれていたけれど、
“くうくう”眠っていた・・・
父と顔を見合わせて、にやり。
これが、いつもいつも上手くいくとは限らないし、
“ぐるぐる歩き”につきあう父の方が、少々疲れている・・・のもあるので、
他の手も考えないといけないけれど。
疲れたから 眠る。
お腹が空いたから、食べる。
出したいから、出す(トイレで)。
愉しいから、うれしいから、笑う。
こんな当たり前のことが、当たり前であるように。
もうちょっと、そうやって、一緒に、暮らしていけたら・・・と思う。