ちゃんと聴いてる
今日はお墓参りに行ってきた。
お彼岸の時は、もう母の足元がまったくおぼつかなくて
あの狭い通路や砂利道を歩くことはとてもできない・・・と
母がデイサービスに行っている日を選んで父と二人で出かけた。
あれから、季節が春から夏に向かうにつれ、なんだか母は元気になっていて、
毎日、父に手をひいてもらって家の中を“ぐるぐる歩く”ことがいい運動になっているのか、
今回は、迷うことなく母も一緒に行くことにした。
しかし、
西区の墓園に着いて、駐車場から墓地までの道は、
車道の端をガードレールでわずか30cmほど区切っただけの歩道。
しかも坂道・・・さすがに母の足取りはヨタヨタ。
母の手を両手でもって、私は後ろ向きにゆっくりゆっくり、声をかけながら下りた。
・・・なんとか無事に到着。
砂利道もしっかり歩けて、お墓の前まで行けて、
手は合わせられないけれど、それでも私たちの隣に“ちんっ”と静かに立っていた。
「今回は一緒に来れました。ありがとうございます・・・」と、
お礼を付け加えてお参りしました。
その帰り、母の手を両手でもって、今度は坂を上っていく。
はい、ゆっくりゆっくり・・・
突然私のかかとが、ガードレールのポールにひっかかった。
体が後ろに倒れかけ、あやうく母もろとも転倒・・・
その瞬間、母が「危ないっ!!」と、ギュッと私の両手を 力を入れて引っぱってくれた。
・・・セーフ・・・しかも「大丈夫?」とまできいてくれる・・・
いやいや、ヨタヨタしてるからと、支えていたのは、私のはず・・・
おかしいな・・・「負うた子に教えられ」???
いや、違うけど・・・なんかそんな気分???
でもまあ、よかった。本当に。
こちらも きちんと安全確保したうえで、サポートすべし。
今日の教訓・・・ハイ・・・