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マットの寝心地

坂部智子

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テーマ:母の介護

昨日は、母の介護度変更による「サービス担当者会議」でした。
いつもながら、のどかでざっくばらんで、デイサービス、ショートステイ、家での 
それぞれの過ごし方、関わり方、様子などがとてもしっかり共有できてよかった。

(仕事で、「サービス担当者会議」にはよく出席するけれど、
こんなに和気あいあいとした中で、必要なやりとりができるコトはあんまりない)
これは、ホントにありがたい。
デイとショートが同じ事業所ということと、
ケアマネさんが昔なじみのご近所さん・・・というのがあるけれど、
なんというか、個人的に感じているのは、関わる人らの“テンション”というか
“波長”?“感度”?が、近い・・・というのがある気がする。
「仕事として」のも、もちろんだけれど、「人と関わる」という基本的な部分として。

ちょうど母がショートステイ中だったので、
会議の席の周り(ロビーでやっていた)に、トコトコ歩いて来たり、
突然 話によってきたり・・・と、母もゴキゲン。
母の言動に対してあちこちから入る“ツッコミ”も、ノリが同じ。
(ここがポイントかも・・・さすが関西人)
母も一緒に、みんなで大笑い。
症状が進んで行く中で、これから先、何があるかはわからないけれど
サポートチームとしての この連携が、とても心強い。ありがたいです。

そうそう、で、マットのこと。
2月ごろに、お尻で室内をずっとイザっていたため仙骨部に褥瘡ができて、
床ずれ防止用具の「ディンプルマットレス」を導入(レンタル)していた。
2か月弱で見事に床ずれは治癒。
その後も予防の意味で継続して使っていたけれど、どうも気になったのが寝心地。
特に暑くなってきてからは、母の寝相の悪さや、落ち着きの無さと
もしかしたら、なんかマットが関係あるのでは・・・と思っていた。

私も何回かこのマットで寝たことはある。(母がショートに行っている間)
寝心地いい~と思っていた。
が、先日、妙に寝苦しい体験をした。腰がやけに沈む感じ。
かかる体圧に応じて沈み込むので、まっすぐに寝ている感がない。
何度も何度も寝返りを打ちつつ、結局朝・・・体の節々が痛くて、寝不足・・・
体が沈んで包み込まれているようで、暑いし・・・

思い返せば、寝心地がいいと思った時は、爆睡していた。
ほぼ、身動きせずに朝まで熟睡・・・ということは、“寝たきり”と同じ状態。
なるほど、“寝たきり”すなわち、重症度が高い場合は、快適であるということ。
しかし、ある程度動ける状態なら、この不自然に沈み込む体が、不快かも。

退院後しばらくすると、マットの上に敷布団を乗せたがる人が多いけど
気持ちがなんかわかった。
私も、普段、畳の上に和布団の生活。(しかも、せんべい布団・・・)
テンピュール系のマットに慣れた人なら、
この包み込まれる感が心地よくて、快適に眠れるのかもしれないけど。
(私は、上等のホテルのベッドの快適さがわからず・・・むしろ寝苦しかった・・・)

「面で支えられる」のと、「点で支えられる」の。
床ずれ防止の観点だけで見がちだけれど、
もっと細かく、利用者の活動力、症状、体型などと共に、“好み”も 重要だと思った。

昨日、エバーフィットマットレス(ハード面を上)に替えて、
母は、タオルケットから抜け出すこともなく、横向いて ちんっと寝ていた。
朝の食卓で、ウトウトすることもなかった。

もちろん一日ではわからないので、しばらく、観察続けます。

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