もみ・・・じ
いつもは、私の友人に頼んで母の髪をカットしてもらっているのだけど、
今回は、デイサービスの月に一度の「床屋さん」に行った。
友人は、母のくせ毛をいかして、“ふんわり”とした感じに仕上げてくれる。
その顔が最近の、見慣れた“母”だった。(かなり年齢より若く見えていた)
今回は、見事なまでのバッサリ ぱっつんとしたショートカット。
(去年のダレカの髪型みたい・・・“つくし”とか言われたあの・・・)
なんか、めっきり老け込んだ気がする。
今さらながらに、「あぁ 母も歳をとったなあ~」と思った(そら77歳やし)。
目元にも口元にも 深い皺がたくさん。
髪が短くなって、やけに目立つようになった。
年寄り独特の(といったら語弊があるかもしれないけど)
目の細め方・・・、食べ物を口に入れた時の もごもごとした口の動かし方・・・
・・・ただ年相応に見えるようになったということかな・・・
妙に老け込んだ(?)母を横目で見ながら 夜、一緒にご飯を食べていた。
なんかの会話で、突然、大笑いした瞬間、ぱっと”最近の母の顔”に戻った。
(邪気の無い、無防備な笑顔・・・)
“表情”か・・・
そう、顔の造作や、皺や パーツの動きなどではなく、豊かな表情。
その人の“顔”だと思っているのは、その表情なんだ。
顔を思い出したときに、浮かぶのが“笑顔”だったら 素敵。
母との暮らしの中で、これからもたくさん“笑顔”の記憶が増えたらいいな。
相手は 自分の鏡なので、私が“笑顔”でいることやね。
一緒に笑って居られたら、いいな。