車いすで
この前の朝、いつものように畑に出かけようと、父が下に降りてきた瞬間
ガタガタっと音がして、母がいきなり襖を開けて顔を出した・・・らしく
「えっ~!!!」という父の大声が響いた。
爆睡中の私も、「何っ!!!」と飛び起きて
隣の母の部屋をのぞいた・・・ら、母が廊下側の襖から体半分出している。
背中はかなり曲がっているものの、一人で立っていた。
父が母を抱えて、ベッドに座らせたけれど、母はきょとん~としたまま。
その後 昼間に一人で立って歩いたか・・・というと、一度もそんなことはなかったそう。
次の日の早朝、
母のしゃべり声が聞こえたので、のぞくと、
ベッドの上で ちょこんと体育座りをしていた。
(日頃は、電動ベッドの背上げ機能を使って起こしている・・・)
なんやろな~
やけに元気 と言ってていいのか・・・
実際に、母の身体機能からすると、体力が落ちているので負担は大きいものの
起き上がって、ベッドから降りて歩くことはできるのだと思う。
けれど、ふと我に返った瞬間に 固まったり 力が抜ける・・・
それがこわい。
現在レンタル中の福祉用具を見直す必要があるな・・・と思っていた時だったけど
この“自分で動く”ということは、考えにはもうなかったのに。
ベッドから落ちないように・・・が、降りないように・・・にするのか、
降りようと思うとどうやってでも降りるやろうから、かえって危ないし。
いろいろある。
ゆるやかな悪化・・・を辿る中で、
まだ、いろいろあることが、なんかうれしく思う自分がいたりもする。
何より安全を優先した場合の対応を、しっかりみていこう。