一緒やったら
昨年のちょうど今頃に訪問したAさん(86歳、女性、要介護4)
電動ベッドから床に降りて、室内ズリズリと移動している・・・という方。
(コラムにも書かせてもらった。http://mbp-japan.com/hyogo/tomo-be/column/18363/)
この1年で、さらに動きが“進化”してはった。(86歳にして・・・)
ベッド(高さ40cm)と床を、お尻から昇降するのに、
間に丸い小さい椅子(高さ28cm)をかませることで、動作が楽になったとのこと。
床に降りてからは、お尻での“ズリズリ”や、“ほふく前進(?)”ではなくて
這っているそう。
移動にかかる時間が、ずいぶんスピードアップしたよう。
驚いたことは、まだある。
昨年、転倒による骨折から退院してきた当初は、外出用に車いすと
玄関段差(約20cm)解消のためのスロープをレンタルされていた。
私のモニタリング時には、玄関際までは行けるから、スロープは返却する・・・ということだった。
今回、車いすは、玄関土間に置いてあった。(前回は、玄関上り框に置いてあった)
Aさんに、どうやって車いすに乗っているのかお聞きすると、
這ったまま、その20cmの段差を、前向きに昇降するという。
こうやって~と、動作を見せてくれはった。
まるで、猫のあくびのよう・・・
と、思ったら・・・Aさんと全く同じ動作を、横で子猫がしている。
昨年の訪問時は、いなかった子猫。
夏に、捨て猫3匹をご近所さんが拾ってきて、分けて飼うことにしたらしく、
Aさんちにやってきたのが この猫だという。
日中独居のAさんが、トイレへ這って行くその横で、同じように子猫が動く。
「あんた~ のかんかいな・・・」などとAさんがつぶやく・・・
なんともほほえましい。
この調子で動いていたら、次回、訪ねた時、
Aさん さらに進化しているんじゃないか・・・と思った。