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いよいよベッド

坂部智子

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テーマ:母の介護

いよいよ立つのも、歩くのも 難しくなってきた母に、
介護保険でレンタルすることにした電動ベッドが、今日入ってくる。
今週は、なんだか持ち直して、またけっこう動けるようにもなっているのだけれど。
大波小波、ザブザブ波打ちながら、じわじわ下っていくその中で、
穏やかな波の日の、その一瞬を、楽観視できるほどではもうないということ。

さて、
母に選定した商品と、その理由について。
まさにレアケース。

レンタル商品
① 楽匠Sベッド、3モーター、91cm幅KQ―9630(パラマウントベッド)(レンタル料950円)
②スイングアーム介助バー KS-096A(180円)
③サイドレール KS-151Q 1本(30円)
④ディンプルマットレスCR-541(ケープ)(500円)

購入商品
⑤ポータブルトイレAS(アロン化成) 定価11340円(税込)→ 一割負担なので実質1134円

それぞれの選定理由
①ベッド
ヘッドボード、フットボードの上部が、手すり形状になっているので、つたい歩きや、体を支えたりがしやすい。
3モーター → 高さ、背上げ、膝上げが個別に操作できる。
高さ = 夜寝るときは、万が一の転落を考えて、低く設定。
     乗り移り、立ち上がりなど状況に応じて、調節する。
     将来、ベッド上でのオムツ交換などが必要になれば、介助者が楽にできる高さに合わせる。

背上げ = 自分で起き上がれないときなどは、背もたれを起こす。
足上げ = 浮腫みがひどい時など、足だけを上げる。
      自力で座ってられなくなると、背上げ時に、足も上げることでずり下がるのを防ぐ。

②介助バー
角度を変えて、乗り移りや、立ち上がり時の支えとして使える。(ロックレバー付き)

③サイドレール
短いタイプ1本。
ベッドの両サイドに空間をあけて、どちらからでも出入りができるようにするので、
介助バーの反対側にも、安全のために柵をつける。

④マット
褥瘡ができているので、「床ずれ予防用具」のマットを選択。
「沈み込む体への反力を軽減させた新発想のウレタンマットレス」・・・とある。
正直なところ、新しい商品なので、ちょっと興味もあって、母で試すという魂胆(オイオイ)。

⑤ポータブルトイレ
今回、これを選択したことは、ちょっと自分でも驚き。
今までさんざん、木製のしっかりしたタイプのを売ってきているのに・・・・

一番の惹かれたポイントは、上フタが外れること。
カタログを見て、山ほどある中でフタが外れるというのは、ほぼ無い。
(施設用の、積み重ねて収納するための・・・・というのは、あるけど)
今、家の狭いトイレで介助する中で、「おしりを拭く」という動作がとてもしづらい。
前からだけでは拭ききれない。
フタが外れると、後方からも介助ができる。
さらに、母のように、トイレに向かう途中で、突然立っていられなくなったりすると
表面がフラットで、前後左右、どこからでも、とりあえず便座に座らせることができる・・・
というのが、とても重要なことだと思った。
手すりも背もたれもジャマ。

母の場合、一人で便座に移乗したり、長らく座ったままでほっとかれる・・・ということはないので、
体を支える機能や、安定性は、今回、全く考慮しなかった。
ただ、正面には、いちおう、立ち上がりがしやすい様に、足を引き込むスペースがあるし、
両サイドの形状が、軽く手を置けるようにはなっている。
軽くてコンパクトだけど、耐荷重は、100kgあるし。

さあ、実際に使ってみたら、どうでしょうか。
またこの項続くで、報告していきます。

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