外でスッキリ
2012年が始まった。
今日から仕事始めです。
また一年、いろんな出会いが楽しみです。
このコラムも変わらずに
山あり谷ありの日々のあれこれを 綴っていけたらと思っています。
今年もどうぞよろしくお願いします。
さてさて、
このお休みの間は、もう全く“母”中心の生活でした。
年末には、かなり遠出なお出かけをし、
兄たち家族もやってきて
日頃の3人の生活とくらべると、ずいぶんたくさんの人と会ったし
とてもにぎやかに過ごしました。
「ヨソの人」の中に入ると、パキっとするという面が、とてもいい具合に出たようです。
(お箸の持ち方や食べ方、姿勢などが とてもパキっとした)
3人の生活に戻ってからも、一日家に一緒にいるので、
TVの駅伝の応援、ライスボールの応援を にぎやかにやり、
年賀状を全部(200枚)見せながら大きな声で読んだり、
童謡の本を見ながら いっぱいいっぱい歌って遊んだ。
ここんとこしばらくは、あまりうまくは言葉がでなくて
「うん?」(疑問形)と、「ふん」(肯定形)のほぼ二つで済ませていた母だけど
3日の晩、急にいろいろしゃべりだした。
「おしょうゆ買うの忘れとったなあ~」??
「あそこにしまったんやったかな~」???
「あの奥さん久しぶりやったな~」????
突然、
「私にはもうこの子しかおらへん」
と言って、私をぎゅ~っとしてくれた。
はっきり私の目に視点の定まった瞳。
なんだか、今なら言葉が、ホントにちゃんと届きそうで
思わず、「お母さん ありがとうね」と、言った。
そしたらなんと、母は
「私が言うことや」と言った。
びっくりした。
今なら、届くなら、何を言えばいいのか、あせってオタオタして、
「私は大丈夫やから、一人になっても大丈夫やから。心配せんとってな」
と言った気がする。
(そこまで、切羽つまってはないデスが・・・)
「育ててくれてありがとう」
も言った気がする。
「そんなん言わんとって」と聞いた気がする。
「ごめんね」も聞こえた気がする。
ぎゅ~っと何度も何度もしてくれた。
布団に入って、寝息を立てている母を見て、
なんか、あれはなんやったんか、
まさかこのままコロッといくことはないやろうな・・・とまでマジに考えた(笑)。
もしかしたら“ご褒美”かな。
たいしたことは、何にもしてない、できてないけど、
ちゃっかりと、そう思おう。
ホントに私は大丈夫と、思えた。
そして、朝起きると
言葉が増えた(戻った)母は
すっかり「文句言い(もんくばっかり言う人)」になっていた・・・・
いや~、
ある程度、意識がしっかりし、あれこれ見えてわかるようになると
出てくるのは、“文句”なんやな~
哲学するわけではないけれど、なんだか、人の姿というか、
いろいろとてもとても考えさせられた貴重な体験満載な年の初めでした(大笑)。
何が飛び出すやら、全く予測不能デス。
お楽しみやね。
そう思えることが、何よりの進歩、一番のご褒美かな。
(と、今は、気楽にそう言っておきます。先のことはわからない・・・)
どうぞ、今年もよろしくお願いします。
チャンチャンッ・・・