ちゃんと聴いてる
母の夜用の紙パンツ(約750cc吸収)が どうにも容量が足りなくて、
とうとう「900cc 吸収する」というパッドを併用することにした。
(気持ちとしては“してしまった・・・”というところ)
そもそも、普通の日常生活で、そんな900ccも出る間に
一度も替えることが無いなんて~と
その介護環境というか介護状況を 否定的にとらえていました。
大反省。
なんとまあ、出る出る。
前にも書いたけれど、飲んだ量に比例はしない。
体調、気候、日中の行動などなど あらゆる要素が絡まりあう。
寝る前に シャ~っといっぱい出たからといって、安心はできない。
出るときは、出る。
うちは山奥なので、寝しなは蒸し暑いが、
深夜から明け方にかけて、ぐっと冷え込むことが多い。
気をつけて、窓を閉めたり、薄い布団を掛け足したりしても、
そんな日は、びっくりするほどの量で、もう全部びっちゃんこになっている。
かといって、寝苦しくて、ずっと汗ばむような夜でも、びっちゃんこの時もある。
今、夜間のトイレ誘導は、
“母が自分で起きて来たときは行く”としている。
必ず、トイレいこか~と 声をかける。
「うん、一緒にいこ」と手を差し出した時は、そのままトイレに行く。
うわのそらで、ただただ、ウロウロだけする時は、あえてトイレにはいかない。
(上手く便座に座らすことができても、“出す”ことは、本人がしないと“出ない”ので)
さらに、
睡眠導入剤を飲んでいるので、自分で起き上がってきた時でないと、
ふにゃんふにゃんの軟体動物で、二人して大ケガになりかねない。
なので、日によっては、
寝た時のパンツで朝まで過ごすことになる。
そんな時は、750ccでは、足りないのだ。
ちなみに、日によって多少はちがうけれど、
母が摂っている水分量は、だいたい、1200~1500ccぐらい。
(3食、薬、おやつ、寝る前、合間の補給)
考えたら、私の水分量は、もっと少ないな・・・
(3食、350ccのペットボトル、プラス@・・・で1000cc強ぐらい)
(それでも、トイレの回数はかなり多い)
尿モレの原因は、「当て方が悪い」だけではなくて、
単に容量の問題だけなこともあるのかもしれない。
900ccのパッドで、モレずに起きだした母の表情は、すっきりご機嫌にみえる。
(上にはく紙パンツは、薄手のにしている。股の厚みが増すと動きづらいので)
何がいいのかは、わからない。
今はまだ、試行錯誤中。
それでも、母の介護を通して、
本当に生の状況がわかった中で、商品の選択が少しずつ変わってきた。
今のその状況で 何を優先するか、
何が大切か。
知識をもとに頭の中で描く状況をはるかに超えた所にあるのが現実。
1000件の実例があっても、1001件目に、まったく予想を超えたことが出る。
そこを本当に、肝に銘じる。