百日たって
友人のお店が、今日で5周年だ。
(元町の小さな飲食店)
丸5年、続けたこと、続いたこと、本当におめでとう。
私が「ともべぇ」を開業する前に読んだ、いわゆるビジネス書には、
起業して、まずは1年、そして3年、5年、10年と
どんどん存続する率が減っていく厳しい現実が載っていた。
特に競争の激しい飲食店では、さらに過酷だと。
地道に、ある意味 頑なまでに宣伝広告をせず、
お店に来てくださった、目の前のお客様に、心をこめて真摯に接客をして
その日々が こうして5年積み重なった。
素晴らしい。
先日、久しぶりに神戸にくるという友達から
どこかいいお店あったら教えてときかれた。
そうやこのお店を紹介しようと思って、そういえば何時からやったっけ???
と、ネットで検索した。
辿りついたのは、いろいろ口コミが載っているところ。
たくさん載っていた。
へ~~と、読んでみて ・・・・びっくりした。
誉めている人は、よくまあこれだけ賛辞の言葉があるんやと思うほどに誉めすぎ。
で、それを読んで行ったからか、正直期待外れ・・・
ここまで書かれていなかったら、フツーぐらいには思えたけど・・・などという
かなりけなしている書き込みがある。
いやいや、はなからそんなん個人レベルの感想やし。
人の意見で先入観もって、評価が変わるようなレベルの判断基準なら
オープンな場に私見を書くな~!!!と、“怒”がわいてきた。
私が怒っても・・・・というところですが。
(本人が読んでいるとしたら、これはけっこうキツイ・・・)
そうか、これか・・・・と、思った。
お店でも、本でも、映画やTV、あらゆるものに対する、
いわゆる口コミというものの こわさ。
匿名である書き手の責任の無さ、そこからの勝手な広がり。
私は、個人で開業して、
このマイベストプロ神戸というサイトで、顔も名前も全部出して
こうして日々の自分の正直をコラムに書かせてもらっている。
そこから たずねてくださるお客様がいる。
びっくりするぐらいに、すぐに打ち解けて、必要な話が進む。
率直に疑問や不満も伝えてくださる。
上述の様な“こわさ”というものを体験したことはない。
「プロ」として責任ある仕事をやっていくことにただただ専念できる。
守られているこの環境。
本当にありがたいと、しみじみ思います。
「ともべぇ」も来週で、丸2年です。
続けていること、続いていること、
そこに しっかり価値をつくれているのか、
ちゃんと止まって、「みる」機会にします。
応援しつつ、されつつ、
支え合って、これからも 進もう。