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次回は

坂部智子

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テーマ:日々ねた

10年越しの母のベストがなんとか形になったので
ちょっと気を良くして、
次は何を完成させよっかな~と押入をあれこれあさってみた。

・・・・しかし、
母の作りかけは、やはりまだまだハードルが高い。

人生で、というと大げさですが、
今まで編み物で、完成した作品というのは、
(この母のベストの前は、)
姪っ子誕生祝いのベビーケープ(14年前)
高校の時に編んだセーター(モチロン(?)自分用)
中学の家庭科で編んだミトン
の、合計4つ・・・・というレベル・・・

今までのコラムの内容から あまり信じてはもらえないと思うけれど
手先は 決して不器用ではありません。
いや、器用なほうだと思う。
一辺5ミリの紙で、ツルが折れマス。(意味はない、たしか授業中ヒマで・・・)

初めて、母から編みものを教えてもらったのは、小学校2年生の時。
かぎ針編み。
母からもらった、残り物の赤い毛糸で、
ぐるぐるとま~るく、編んでいった。たしか、コマ編み。

それは、りかちゃんハウスの敷き物になったり、
あかちゃん人形の“おくるみ”になったり、
リボンを通して、りかちゃんの帽子にしたり・・・と活躍しました。

なのに、それっきり、こどもの頃に編み物をした記憶はなし。
引っ越してからは外で遊ぶ方が楽しくなって、
お人形遊びもあまりしなくなったからかな。

中学以降は、(前にも書いたかもしれないけれど)
兄がもらってくる、彼女以外からの“手編みモノ”達の、
かわいそうな結末をたくさん見て来たから・・・(私や父に流れてきたモノもある)
手編みのプレゼントを作るということが、意識から完全に除去された。

そして、また、家庭科での編み物で、自分のトロさを再認識。
(言い訳ですが、かなり手が大きいので、人より数段余計に編まないとだめだった。)
他の子たちが、あまった毛糸で、
ミニマフラーや、ポシェットやらを教えてもらっていたことすら知らず、
ひたすらミトンを編んだ。
授業の終わりに、半端に毛糸が余っていたのは、私だけ。

そんなこんなで、
封印されていた“編み物”です。

次回は、おそらくマフラーになると思われる、真っ黒な毛糸の編みさし。

う~ん、でも、
単にまっすぐ編み続けるのは あまり好きじゃないかも・・・・
どうせなら、カバンとか、
と、身の程知らずにゼイタクをいう。

キョウコさんに 見捨てられないように、ご指導をあおいで、
がんばってみよう。

この冬の間に、せめて、あと一つかふたつは、
埋蔵品を救済せねば。

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