車いすで
昨日の祝日は、家でずっと母と過ごした。
すっかり肌寒くなったので、長袖の服に着替えて
愛用の(30年ぐらい前に母が自分で編んだ)チョッキをはおって。
TVを見て、合間に家の中ぐるぐる手をつないで散歩して
(狭い中 早く歩くと目が回る・・・)
無理やりのラジオ体操して、
座ったまま、足で相手の足を踏み合う“キックキック~”
というデタラメの遊びをして。
祖母の花札を引っ張り出して 並べてはめくってを繰り返し、
歌をうたって 一日が過ぎた。
何回も声を出して大笑いする時があり、
お腹が痛い~と笑いころげている。
TVを見ていて、出てくる人は全員 同級生か妹か自分になるし
トイレに行っては、便器をじ~っと見て、突っ立ってたりもする。
病状の進行は確実で、不安なことも心配なことも あると言えばあるやろう。
けれど、
考えても仕方がないことは 置いておく・・・・ということが
ホントに無理でなく(ある意味 自己防衛的に)出来てきたように思う。
父が送ったゴーヤが届いたと 叔母が電話をくれた。
ずっとずっと気にしてくれている。
支えられている。
離れているけれど とても近くで。
一人じゃない。
いろんな人に 見えないとこで いっぱいいっぱい支えられている。
母の笑顔が とっても晴れやかになってきている。