車いすで
昨日も家に帰ると 部屋中に母が出しまくった物があふれていた。
ギプスが取れて 落ち着いてきて、
少しずつ 昼間に一人でガサゴソする活動が増えてきて。
家に帰るたび、今日は靴下ばらまきDay
バスタオルの日、祖母の着物、鏡台の中身全部、下着全部・・・・
どんどん組合せも 種類もふえて
昨日は もう どひゃ~~ という感じ。
昼間に 持てあます時間があるせいと 分かっている。
私が一日いる日曜日などには 一度もばらまきは起こっていない。
そう思うと、父と日中どうやって過ごしてるん??とまた思ってしまう。
父のマイペースにも また磨きがかかってきている。
ちらばった物を集めながら、片づけても結局同じやんとも思う。
でも 母は、出すのが好きなので、出しっぱなしでは 楽しみがない。
片付いているからこそ、出して 散らかすことに 熱中するのかも。
やさしい気持ちだけではないけれど、出しては片づける この繰り返しが
苦笑い交じりの日課になりつつある。
介護の現場。
家で暮らすことには 底力がある。
今までどおりに過ごす。
衰えて行く日々の中にも(その人が)輝くことは たくさんある。
その輝きを見つけること。小さなことにも喜びがある。
「ファイナルギフト」(モチロン、介護するほうがもらう側)
昨日のプロフェッショナルで 訪問看護士 市ヶ谷のマザーテレサが 語っていた。
母らしさ。
そのかけらが 部屋中に散らばって いる。