車いすで
昨日出会った私の「先生」。
70代後半のご夫婦。
奥さんが要支援で 歩行が少々おぼつかない。
外出時には、片手に杖を持って、もう片方をご主人が支えてより添って歩いているそう。
「手をつなぐやら そばにくっついて歩くなんて 今までやったら考えられへんかった。
はずかしいというか、照れもありますけどな。」とご主人が、手を振りふり話してくださった。
「そやけど、安全にと思ったら、自然とより添って歩くようになってますわ」
と笑いはる。
その帰り道。
「母がこけて頭打った」と、父からメールが来た。
「すり傷と たんこぶができてるので まあ大丈夫」とのこと。
やれやれ。
外出先で、歩道を歩いていて、前から来た自転車をよけようとして 足を踏み外したそう。
壁で肩と頭を打ったらしい。
父はどこ歩いていたのかを聞いた。
数歩 前を歩いていたらしい。
HA~ そうなんや
(ホントにホントに たいしたことがなくてよかった。)
教わることではないレベルの話やけど、でもやっぱり、
せめて実感からは学べるかな。
介護が特別なこととは思わない。
普通に自然に 心が寄り添ったら きっとなにげなくできることばかり。
と 思う。
その道が まだまだ遠い。