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こわい夢

坂部智子

坂部智子

テーマ:母の介護


昨日のお騒がせから一夜明けて母は、
今朝は「足が痛い」やら「股関節やら腰が痛い」と言ってます。
「夢の中でずっといっぱいいっぱい歩き回った」「しんどかった」「こわかった」と言ってます。
「夢でよかったやん、ちゃんとここにおるやん」と言うと、
「よかったわ」と笑ってます。

昨日、無事に見つかって、警察に送り届けていただいて
パトカーの後部座席に座ってる母に、最初に手を振ったときに
普通の顔でゆっくり手を振り返しました。
その時の安堵。

いなくなって、夜中眠れず車で探し回って、きりきりしてた時に、
私の心に第一段階に浮かんだ恐怖は、『見つからなかったらどうしよう』でした。
けど、警察に話て探してもらってるし、その情報は駅やコンビニ、
郵便局などにも回しているとのことで、『見つかる』ということは信じようと思えた。
信じて待つということに取り組めた。

次に浮かんだのは、『パニックおこして心が壊れきったらどうしよう』でした。
母は、「『「夢の中』で歩き回ってた時、あんた(私のこと)をよく知ってる人と出会って、
ずっとあんたの話をしていた。」と言いました。

本当のところは何もわかりません。
少しづつ歩きながら見つかった場所まで行ったのか、
一気に歩いて疲れてあとは座り込んでたのか、
眠れたのか、トイレはどうしたのかも。
でも、私の話をずっとしていたという想いで、心の中に私がずっと居れたこと。
意識・記憶が消えずに帰ってこれたこと。
その奇跡に本当に感謝します。

体の無事については、警察の捜査・探索は本当にすごいと思った。
(父の事故の時に「他に言い方はないんかい~」と思ったことは もう置いときます。)
ほんとにありがとうございました。

でも心の平安確保は、今回が奇跡。
とにかく短時間で発見すること。夜は越させないこと。
これが絶対やと思いました。

目を離さない。心の居場所を離さない。
物理的な対策としては、用心に用心を重ねる意味で戸口の開閉通報システム導入や、
地域でのいっせい捜索ネット、見守り隊の構築。
などなど。
具体的な地域の取り組みなど、調べていきます。

ようやく落ち着いて日常に戻りつつあります。
ほんとに「こわい夢」ですんで よかった。

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