外でスッキリ
昨日、家に帰ると 母がいなくなっていた。
父と一緒に畑に行って帰ってきて、二階で父が着替えをしていたわずか10分ぐらいの
間に 一人で出て行ってしまったらしい。
ご心配をおかけしてはいけないので、先に結果を報告すると、
今日の朝9時半過ぎに 見つかったとの連絡が入り、無事に家に送り届けていただきました。
警察の方 ほんとうにお世話になりました。
見つけて警察に連絡してくださった方、本当にありがとうございました。
一人で出かけてしまって、行方がわからなくなるのは、初めてではなかった。
ただ今までは、自分でわからなくなったことを人に伝えて、電話番号も言えて
わりかしすぐに連絡が入っていた。
なので、父も、探しに出回るより連絡を待とうと考え、しばらくは家で待っていたらしい。
私が家に着いたのが一時間後。
急いで警察に連絡をして、日暮も早くなってどんどん暗くなってきて、
あせって車で、心あたりを走り回った。
前回いなくなったのが、7月の終わりごろ。
その後、必ず施錠するようにしたり、外に気が向かないようにしたり・・・と
いろいろ気をつけてはいた。
ここんとこ 機嫌もよく、落ち付いてもいて、その時になって振り返れば、油断した。
その結果がこれ。
10時前に警察犬2匹も出動して、1時間ほどあちこち探してくださった。
けど、アスファルトは、においが残りにくいらしく 難しいとのこと。
地域の派出所のお巡りさんがバイク2台で探しに走ってくださった。
悔やんでも悔やみきれず、何を言っても遅いし、いてもたってもいられず、
また深夜 車を走らせた。
けど、見つからない。
ぐるぐる回りながら 無力さを思い知る。
明るくなってきて、人が歩きだし、動きだし、店や建物が開きだして
なんとか 今からなら見つかると、思った。
待つしかない。
信じるしかない。
このころになって 初めて涙が出てきた。
今朝までは しっかりしなと思うのと それ以上に妙に冷静で、心はきりきりしながら
なんか 研ぎ澄まされていた。
西区の警察から連絡が入った。
家から 6キロ以上離れた 西区の辺鄙なところで見つかった。
ほっとした。
ほんとうに よかった。
健脚すぎるわ。
足の裏にでっかい豆をつくっていたけど 落ち着いていて、
心配していたトイレも 問題はなかったみたい。
夜どうしていたかなどは覚えてないらしく
「眠くない。昨日はよく寝た。ずっと座ってただけ。」などと話す。
少し、食事をして、横になって眠った。
やれやれ。
昨日 父とした、山ほどの後悔を 二度と繰り返さないために、
さっそく、玄関にブザーの取り付けと、昼間の施錠の取り決めと、
ほんとに 気配を感じながら 共にいることを それぞれの日常の中で
しっかりやっていきます。
まだ、私は気持ち高ぶってる。
ほっとして、今の方が涙腺弱まってる。
落ち着いて 改めて 対応策なり、世の中の取り組みなども
きちんとこのコラムで紹介していきますね。
お騒がせしました。
ほんとに 見つかって よかった。