コンサルタントの特質とうまく活用するノウハウ
こんにちは。「専門家を使う専門家」のコラムの翻訳者、えりかです。
新年度がはじまり、最初のコラムでは、“コンサルティングの極意”についてのお話です。
このコラムの大きなポイントは、“我々が重要視するコンサルタントの考え方は、なにか”ということです。
そこで、魔法の言葉に惑わされないことが重要です。
さて、専門家を使う専門家の話が始まります。
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今日は、コンサルティングの極意?かなと言うお話をします。
ある技術コンサルタントの方とお話したところ、その方には師匠と言われるコンサルタントが何人かいらっしゃいましたが、その中で一番、仕事を取られていた経営コンサルタントの方からいつも聞かされていたこととして、下記の話を語って頂きました。
師匠から
コンサルティングの極意として、コンサルティングで顧客を指導するときに、仕事を大きくとるための魔法のことばを知っているかね。その3つのことばを教えてあげよう。
第1の魔法のことば:情報は一度に出すな。小出しにしろ。
何十年も前にコンサルティングの場面で聴講体験したことをあたかも自分が手足を動かしてやり遂げた実経験したこととして伝えろ。そうすれば顧客から実績ある人だと評価される。
古い話をこのようにうまく使い、新しいことを勉強する必要なし。それはお客様に勉強してもらえ。
今日、全部言わないで、「次、またお話します。」と言うと仕事の継続になる。
第2の魔法のことば:簡単なことでも、難しい、大変だと言え。
「これを解決するのは難しい、物凄く手間がかりますが、できます。」などと言うと金額が膨らむ。
第3の魔法のことば:顧客を不安に陥れ、その後、実績めいたことを語れ。そうすれば顧客は安心してあなたに発注してくれる。
「これはこれまでよく経験した典型的な失敗するパターンですね。厳しい指導になりますが、ついてきて頂ければ立ち直りますよ。そういうお客様をたくさん見てきましたから。」
嘘も方便、ハッタリ、作り話も必要???。
さて皆さん、この話をどう思われますか。
この話をされた技術コンサルタントの方は、こうおっしゃいました。
「これは魔法のことばではない。悪魔のことばだと思います。私は、顧客に対して、その場その場で最高の絵が描けるように努力します。その絵は夢のようなきれいな言葉をちりばめた絵ではありませんが、数字を用いた、あくまでもサイエンティフィックな絵になります。社会科学では問題を議論することができるが解決はできない。解決できたとしても、それは政治的決着であると思う。私は自然科学として課題を解決しますので、誰がやってもその通りにやれば同じ答えが出せるという科学的な解決です。」
如何でしょうか。
私たちは、この技術コンサルタントのお考えに賛成です。魔法の言葉は間違っています。
私たちの技神の参画メンバーの方は、おしゃべりが得意ではありません。自己PRも下手です。でもお客様企業の社長からは、「技神のTさんをご紹介頂いた時、しゃべるのは苦手な人だと聞かされていました。技神のTさんご本人も、そのことは弱みとして認識されていました。ところが現場の調査に入っていただいたところ、しっかりと数字とデータでつかまれ、問題をどのように解決して行けるかを論理的にご説明頂けたので、安心してご指導いただくことを決めました。その結果は大変満足できました。」
この社長様は大変、人物を見抜く目を持っておられます。まだ40歳前半のすばらしい青年社長です。
新しい年度が始まりました。
「いつも今が始まり。」私の尊敬するある企業の創業者の方のお言葉です。
技神の皆様と今年度も全力で、企業の皆様を支援させていただきます。
よろしくお願いいたします。
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