くすり探し

2013年5月1日

テーマ：在宅医療

コラムカテゴリ：メンタル・カウンセリング

在宅医療で患者様宅へお伺いすると『くすりが無くなった』と仰る方が
多くあります。正確には、『くすりを無くしてしまった』だと思いますが‥。
一緒になって、自宅内を探すしかありません。冷蔵庫や冷凍庫から出てくる
こともありました。何故だろう？

前回の処方内容を確認すると、まだ1週間分以上は残っているはずなのに
すでに手元に無いということもしばしばです。くすり切れを電話で知らせ
てくれると、すぐに往診してくすりの手配をするのですが、中には訪問して
初めて、数日前からくすりが切れていることを教えてくださる患者様も
あります。重要なくすりもありますので、こまめに電話や訪問時にくすり
の残りを確認しています。

高齢者になると多少認知症の症状をお持ちの患者様が多いですので、服薬管理が
大切です。薬剤師に訪問服薬指導をお願いして、副作用のチェックや服薬状況を
確認してもらうこともあります。