プレゼントの準備
小学生達は、視力障害者と出かけることは初めてです。どのようなことに手助けが必要か
想像して準備していても、想定外もあるでしょう。でも一生懸命に関わろうとしてくれています。
試合が始まる甲子園の人混みの中を、手を添えて誘導していました。先に歩いた小学生が
『この階段は8段あるよ』と声を掛けてくれます。通い慣れた道ならば、この階段は何段で
あそこの階段は何段あるとしっていますので、スムーズに階段を昇降します。初めての
階段ですので、ひとりが先に階段を利用して段数を知らせてくれました。良いチーム連携です。
試合が始まっても、順番に隣に座って困ったことはないか気にかけていました。野球の解説は
同行した大人がしましたが、トイレの同行は小学生が付き添って行ってくれました。
数日前、実は自宅の家の中で両目を瞑って実施に歩く動作を小学生はやってみたのです。
いつもは自宅の階段が何段あるかを知らないで生活しているのですが、目を瞑って階段を使うと
とても恐かったと教えてくれました。それで段数を数えて事前に伝えようとなったようです。
このような経験を通して、小学生達は物事を見る視点が拡がったように思えます。
『白杖をもったおばあさんが駅の階段で歩いていたので、段数を教えてあげたんだよ』
って、これまで注意を向けていなかったことにも気がつくようになりました。
『ありがとう』って言われたことが、とても気持ち良かったようです。
ボランティア精神の真髄かな?