「伝えた」は社長の幻想か?社員が動かない本当の理由と、景色を合わせる「魔法の一言」

山田裕介

山田裕介

テーマ:自律・自走型組織、組織開発・変革、ストレングスコーチング、コーチング、ストレングスファインダー


「社長。今日も、一人で孤独に頑張っていませんか?」
こんにちは。人が勝手に動く組織創りの専門家・山田裕介です。

四社で売上ナンバーワンを獲得した元MRの私が、
社長一人が頑張る「個人商店」を、社員が勝手に動き出す「自走型組織」へと
再起動させるための処方箋をお届けします。

今日は、経営者が最もエネルギーを使い、
そして最も報われないと感じがちな「伝える」という問題についてお話しします。

1、「完璧に説明した」という僕の大きな勘違い

MR時代の僕は、自社製品について誰よりも詳しく、完璧な説明会をしていました。
最新のデータを揃え、情熱を込めて語り、ドクターからも
「山田くん、よく分かったよ」と言ってもらう。

でも、結果がついてこない。
「あんなに伝えたのに、なぜ処方が出ないんだ?」

そんな時、あるドクターに勇気を出して聞いてみたんです。
「先生、今の話、先生の目にはどう映りましたか?」

すると、返ってきたのは衝撃の言葉でした。
「山田くんの話は素晴らしい。でも、うちは高齢の患者さんが多いから、
その使い方は現実的じゃないんだよ」

僕は絶句しました。

僕が「伝えていた」景色と、ドクターが「見ていた」景色は、
全く別物だったのです。

2、「わかった」という言葉の正体

多くの人は、

  • 「もう伝えた」
  • 「一回言ったからみんなわかってるよ」

みたいなことでやっぱ終わっちゃうケースがすごい多いなと感じるんです。

社長がビジョンを語り、指示を出すとき。
社員の「わかりました」を、
社長は「(内容に納得して、明日から動けますという意図で)わかった」と受け取ります。

でも、社員の「わかりました」は、
往々にして「(あなたの声が耳に届きました、情報の存在は)わかりました」
という程度であることがあります。

事実は一つ。でも、解釈は人の数だけある。
相手が見ている景色に思いを馳せない限り、組織の目詰まりは解消されません」

3、今週の処方箋:伝えるのをやめて、「景色」を聴く

「伝える」ことで組織を動かそうとするのは、もう終わりにしましょう。

今日から、この一言を試してみてください。
処方箋:
「今日は『伝える』のを一旦やめて、『相手がどう受け取ったか』を聴くことに全振りしてみてください。」
具体的な一言は、これです。

  • 「今の話、〇〇さんの目にはどう映った?」
  • 「相手がどう受け取ったか、相手がどんな景色を見ているか?」

それを聴くことが、『伝える』を『伝わる』に変える唯一の橋になります。

4、孤独な「伝道師」から、最高の「伴走者」へ

あなたが一人でマイクを握り続ける必要はありません。
社員の目に見えている景色を聴き、そこにピントを合わせていく。

それだけで、社員は「自分の居場所」を見つけ、勝手に動き出します。
週末くらいは、「なぜ伝わらないんだ!」
というイライラから解放されて、家族や友人と心から笑い合いたい。

そう本気で願っているなら、ぜひ一度、個別相談にお申し込みください
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「伝わる」コミュニケーションで組織を再起動させるためのヒントをお届けしています。

人が夢中で輝く瞬間を、当たり前に。
株式会社ストレングスアスリード・山田裕介

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山田裕介
専門家

山田裕介(企業研修講師・ストレングスコーチ)

株式会社ストレングスアスリード

関係性から、自律自走は生まれる。ストレングスファインダー®を軸に、人が“自分から動き出す”組織づくりを支援。管理ではなく信頼で、人と組織の可能性をひらく、新しい対話型研修です。

山田裕介プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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