“選ばれるリーダー”になるために必要な力とは? 部下の信頼を得る新時代のリーダー像

山田裕介

山田裕介

テーマ:人材育成、幹部育成、リーダー育成、モチベーションUP、やる気UP、ストレングスファインダー


「リーダーはどうあるべきか?」
この問いの答えは、時代とともに変化してきました。


特に現代では、
ただ指示を出すだけのリーダーではなく、
部下の信頼を得て共に成長できるリーダーシップが
求められています。

今回は、リーダーが部下から信頼され、
選ばれる存在になるために必要な3つの力と、
その実践方法について解説します。

1、なぜ今、“選ばれるリーダー”が必要なのか?

時代の変化に伴い、
リーダーに求められる役割は大きく変わってきています。
指示型リーダーから共感型リーダーへ
かつては「トップダウン」で
指示を出すリーダーが重宝されていましたが、

現代の多様な職場環境では通用しません。

理由は次の通りです。

  • 部下はリーダーを選ぶ自由を持つようになった
  • 強い指示ではなく、共感と信頼を求める時代になった
  • 部下の価値観や働き方が多様化し、一律のリーダーシップが通用しなくなった


特にミレニアル世代やZ世代の部下は、
「この人のもとで働きたい」と思えるリーダーを求めています。
リーダーシップの再定義が求められる
今後、リーダーには次のような能力が必要とされます。
1. 共感力:部下の気持ちを理解し、寄り添う力
2. 自己認識力:自分自身を深く理解し、強みと弱みを把握する力
3. 対話力:部下との信頼関係を築き、コミュニケーションを円滑にする力
では、これらの力をどのように身につけ、実践していけば良いのでしょうか?

2、“選ばれるリーダー”になるための3つの力

① 共感力:部下の気持ちに寄り添う力

現代のリーダーシップにおいて、
最も重要とされるのが「共感力」です。

共感力がリーダーに必要な理由

・部下が「この人は自分の気持ちを理解してくれる」
 と感じることで、信頼が生まれる
・部下が悩みや課題を話しやすい環境を作れる
・部下の本音を引き出し、心理的安全性の高いチームを作る

共感力を高めるポイント

1. 部下の話を最後まで聴く
→話を途中で遮らず、否定せずに聴くことで、部下の心を開きます。
2. 感情に寄り添う
→部下の言葉だけでなく、感情にも注目し、
  「辛かったんだね」「それは悔しいよね」と寄り添います。
3. 共感を言葉で伝える
→共感しているだけでは伝わらないため、
  具体的に言葉で伝えることが重要です。

個人的には、部下の育成は子育てと
とてもよく似ていると感じています。

一人ひとりの個性をよく見て、
その子にあった声がけをして、伸ばしてあげる。

社員を自分の子供や家族のように
思いやることが出来たらいいですね。

② 自己認識力:自分を理解し、強みを活かす力

リーダーが部下を導くためには、
まず自分自身を深く理解することが大切です。

自己認識力がリーダーに必要な理由

・自分の強みを理解し、それをチームに活かせる
・自分の弱みを認識し、チームメンバーに補ってもらえる
・自分の感情や行動を客観的に振り返り、成長の機会に変えられる

何よりも、まず大切なことが
リーダーの自己認識力。

自分を正しく理解することが
相手を認める第一歩となります。

部下と比べたり、競争したりすることは無意味です。
共創をするために、まずは自己認識力を高めましょう。

自己認識力を高める方法

1. ストレングスファインダーを活用する
→自分の才能や強みを見える化し、
  リーダーとしてのスタイルを確立します。
2. 定期的に振り返る習慣を持つ
→1日の終わりに、「今日のリーダーシップはどうだったか?」
  と自分に問いかけます。
3. フィードバックを受け入れる
→部下や同僚からのフィードバックを積極的に受け入れることで、
  自己理解が深まります。

自己認識を高めためには、客観的に自分のことを
振り返ることが重要です。

そのために、他人からのフィードバックを積極的に
受け入れましょう。
多少、耳が痛いことも含まれるかもしれませんが
素直に受け止める力を養いましょう。

③ 対話力:信頼関係を築く力

最後に、部下との信頼関係を築くためには、
「対話力」が欠かせません。

対話力がリーダーに必要な理由

・対話を通じて、部下の価値観や目標を理解できる
・部下の意欲や能力を引き出し、モチベーションを高められる
・チームの方向性を一緒に決めることで、納得感のある行動が生まれる

対話力を高めるポイント

1. オープンクエスチョンを使う
→「どう思う?」「なぜそう考えたの?」と問いかけ、
   部下の考えを引き出します。
2. フィードバックを建設的に行う
→批判ではなく、「ここが良かった」「こうするともっと良くなる」
  とポジティブな視点で伝えます。
3. 対話の場を定期的に設ける
→1on1ミーティングを定期的に行い、
  部下とのコミュニケーションを深めます。

相手を深く理解するためには
対話の機会が欠かせません。

相手の
「何を大切にしているのか(価値観)」
「どんなことをしている時に、やる気になるのか(得意)」
「どんな状況なら、積極的に働けるのか?(環境)」
を理解することで、信頼関係が深まります。

信頼関係を深めるために、ぜひ、対話力を高めましょう。

3、まとめ:新時代のリーダーシップとは?

現代のリーダーに求められるのは、
「一方的に指示を出す力」ではなく、
「部下の心を動かす力」です。

選ばれるリーダーになるために必要な3つの力
1. 共感力:部下の気持ちを理解し、寄り添う力
2. 自己認識力:自分自身を深く理解し、強みを活かす力
3. 対話力:信頼関係を築き、部下の力を引き出す力
これらの力を身につけることで、
部下から信頼されるリーダーとなり、
チーム全体の力を最大限に引き出すことができます。

もしかすると、今までイメージしていた
リーダーの姿を、全然違うかもしれません。

最近では戦隊シリーズにも変化が見られます。
赤レンジャーだけがチームを引っ張るわけではなく
黒がいたり、白がいたいり
他のメンバーがリーダーをサポートしたり

時には、リーダーを変わったりしているシーンが目立ちます。
戦隊シリーズでもリーダー像が変わりつつあることを
教えてくれています。

4、あなたも“選ばれるリーダー”になりませんか?

弊社では、
・リーダー育成のための研修
・ストレングスコーチング
を提供しています。

・部下との信頼関係を深めたい
・自分のリーダーシップスタイルを見つけたい
・共感力や対話力を磨きたい
そんなお悩みをお持ちの方は、ぜひご相談ください。


一緒に“選ばれるリーダー”を目指しましょう!

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Mybestpro Members

山田裕介
専門家

山田裕介(企業研修講師・ストレングスコーチ)

株式会社ストレングスアスリード

リーダーが自分やメンバーの強みを見つけ、本来持っている能力を発揮させる。その結果、組織のパフォーマンスが向上し業績もあがっていく。持続的成長を遂げている企業が取り入れている、新しい対話型研修です。

山田裕介プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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