キングダム流“最強のチーム”の作り方!全員が輝く組織の作りの極意

山田裕介

山田裕介

テーマ:自律・自走型組織、組織開発・変革、ストレングスコーチング、コーチング、ストレングスファインダー


突然ですが、あなたはキングダムは好きですか?
僕は大好きな漫画で、
新刊が出るのを首を長くして待ってます
本当に3ヶ月が待ち遠しい(笑)

この大人気漫画『キングダム』の中に
チーム作りの秘訣がたくさん眠っていると感じています。

主人公・李信(りしん)をはじめとするキャラクターたちは、
“自分の強みを最大限に活かし、他のメンバーを支え合うことで
最強のチームを作り上げています。

今回は、チームビルディングの観点から、
キングダムに学ぶ強みを活かした組織作りの
秘訣について解説していきます。

1、なぜ今“キングダム流のチームづくり”が必要なのか?

現代のビジネス環境は、
「個の力を活かすチームビルディング」が求められています。


かつては、「全員が同じように動けること」が求められましたが、
今は
「各自がアイデアを出し合って、コラボレーションする」
「メンバーそれぞれの強みを活かし、役割分担する」
ことが求められています。

なぜ、役割分担が大事なのか?
・全員が同じことをやろうとすると、非効率になる
 (得意な仕事に集中できない)
・強みを活かすと、メンバーが最大のパフォーマンスを発揮できる
 (モチベーションが上がる)
「自分の役割が明確なチーム」は、ぶれないし、ストレスが少ない


では、キングダムの登場人物たちは
どのようにして最強のチームを作ったのか?

ここからは、キングダムの登場人物を例に
4つの役割に注目して解説します。

2、キングダム流“最強のチーム”の4つの役割

1. 「実行力」の役割を担うのは『李信(りしん)』

キーワード:行動するリーダー、実行のスペシャリスト
李信は、物語の主人公であり、
「天下の大将軍」を目指す実行力の塊のような男です。

彼の役割は、
「最前線で実際に行動し、チームの勢いを生み出すこと」です。

李信の特徴と役割
・自ら最前線で戦う“行動型リーダー”
・余計な理屈や戦略は考えず、「とにかく動く」ことで周囲を鼓舞する存在
・ミスを恐れず、自分に真っ直ぐ、失敗しても前に進み続ける不屈の精神を持つ

李信は、自分が「軍師」や「戦略家」になるつもりはありません。
むしろ、彼の強みは「現場で動き続ける力」です。

現実のビジネスにどう活かす?
チームにおける「実行担当者」「行動を起こす人」が必要。
新しい挑戦や困難な仕事に「まずはやってみよう!」
と動く人がいると、チームの勢いが加速します。

2. 「影響力」の役割を担うのは『嬴政(えいせい)』

キーワード:ビジョンの提示、チームの方向性を決める王

嬴政は、物語の中心となる
「秦の始皇帝」です。

彼の役割は、
「ビジョンを示し、チームを鼓舞する」ことです。

彼は戦場には行きませんが、
言葉や考え方で人々の心を動かし、
「中華統一」という壮大なビジョンを掲げ、
兵士や将軍たちを鼓舞する存在です。

嬴政の特徴と役割
・チームの目的(ビジョン)を明確にするリーダー
・「なぜこの戦いをするのか?」を明確に伝え、チームの心を一つにする
・感情を動かす言葉で、将軍、兵士、国民すべての人を巻き込む
彼は、自ら戦うことはありませんが、
ビジョンを示す力(WHYを語る力)が非常に強力です。

現実のビジネスにどう活かす?
経営者やリーダーは、「なぜこのプロジェクトをやるのか?」
をチームに伝えることが必要です。

方向性がはっきりしているチームは、
迷わず行動できるため、
ビジョンを共有することが重要。

リーダーは、戦術(HOW)よりも
「目的(WHY)」を語る役割を担う必要があります。

3. 「人間関係のつなぎ役」を担うのは『尾平(びへい)』

キーワード:縁の下の力持ち、チームのムードメーカー
尾平は、李信と共に歩む
普通の兵士”です。

戦闘力は高くなく、
前線で大活躍するわけでもありません。

ですが、彼がいなければ
チームの「雰囲気」や「人間関係のつながり」
が崩れてしまうのです。

尾平の特徴と役割
・チームのムードメーカーとして、メンバーを和ませる
・誰とでも仲良くなれる「コミュニケーション能力の高さ」が武器
・戦場で仲間がピンチのときには、命がけで救出に向かう

尾平は、いわゆる「目立たないけど欠かせない存在」です。
会社でいうと、サポート役やムードメーカー、調整役がこれに当たります。

現実のビジネスにどう活かす?
組織には、「人間関係をつなぐ役割」が必要です。
リーダーだけが頑張るのではなく、
「ムードメーカー」や「調整役」がいるとチームがスムーズに動きます。

4. 「戦略思考」の役割を担うのは『昌平君(しょうへいくん)

キーワード:チームの頭脳、戦略を考える軍師
昌平君は、「戦略のスペシャリスト」です。

彼は、現場の最前線には立たず、
城から将軍たちに作戦指示を送ります。
「考える役割」「戦略を立てる役割」を担当するのが昌平君です。

昌平君の特徴と役割
・戦略を練る軍師的な存在
・戦いの全体を俯瞰し、「今、何をすべきか?」を的確に判断する
・現場の行動は将軍たちに任せ、自らは考えることに集中する

彼は、現場の最前線にはいませんが、
“考える力(戦略)”を最大の武器としています。

現実のビジネスにどう活かす?
「戦略を考える人」と「実行する人」を分けることが大事です。
リーダーは「すべての仕事を自分でやろう」としがちですが、
戦略を考える時間を確保することが大事です。

ビジネスでは、「考える人(戦略担当)」と
「動く人(実行担当)」を分ける組織構造が求められます。

3、まとめ:キングダム流“最強のチーム”は、役割分担が明確

「全員が同じリーダーである必要はない」
キングダムのチームを見れば、
1人1人が“得意なこと”に特化し、役割を分担していることが分かります。

  1. 李信:行動のスペシャリスト(実行のリーダー)
  2. 嬴政:ビジョンの発信者(影響力のリーダー)
  3. 尾平:人をつなぐ縁の下の力持ち(関係性のリーダー)
  4. 昌平君:戦略を練る軍師(戦略のリーダー)

このように、全員が「自分の得意なこと」に集中するチームは、争いが起こりません。

自分が違う誰かになろうと、
弱みを改善するのでなく
自分の強みを活かして、磨きをかける。

強みでチームに最大の貢献をすることを
意識しているチームが最強です。

4、あなたのチームはどうでしょうか?

・「一人で何でも抱え込んでいませんか?」
・「誰もが“何でも屋”になっていませんか?」
全員が輝くチームを作るためには、
「役割分担」と「強みの活かし方」がポイントです。

もし「自分のチームがまとまらない」「誰が何をするか曖昧だ」
と感じているなら、“キングダム流のチームビルディング”を実践してみましょう!

最強のチームは、みんなが“自分の役割”を自覚したときに生まれます。

あなたのチームにも、李信、嬴政、尾平、昌平君のような人材が必ずいます!
組織に眠っている才能を目覚めさせましょう!

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山田裕介
専門家

山田裕介(企業研修講師・ストレングスコーチ)

株式会社ストレングスアスリード

リーダーが自分やメンバーの強みを見つけ、本来持っている能力を発揮させる。その結果、組織のパフォーマンスが向上し業績もあがっていく。持続的成長を遂げている企業が取り入れている、新しい対話型研修です。

山田裕介プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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