『どうせ何を言っても変わらない』とは言わせない! 社員の本音を行動に変える組織改革の秘訣

山田裕介

山田裕介

テーマ:自律・自走型組織、組織開発・変革、ストレングスコーチング、コーチング、ストレングスファインダー



「どうせ何を言っても、うちの会社は変わらないよ」
──こんな言葉を耳にするたびに、経営者や人事担当者は無力感を覚えるかもしれません。

しかし、その言葉の裏には「本当は変わってほしい」
という社員の願いが隠されています。

社員の本音を「諦めの声」から「行動の声」へと変えるためには、
組織の関わり方や環境を見直す必要があります。

本コラムでは、社員の声を力に変え、組織を前進させるための方法を解説します。

1. なぜ社員は「どうせ変わらない」と言うのか?

社員が「どうせ変わらない」と感じてしまう背景には、
組織の「変わらない過去の経験」が関係しています。

過去に意見を出しても
・「無視された」
・「結局何も変わらなかった」
という体験が積み重なると、社員は「どうせ変わらない」という思いを抱くようになります。

よくある3つの原因

  1. 意見を出しても行動につながらない
→ 社員が意見を出したのに、上司や経営層が動かなければ「話しても無駄だ」と感じてしまいます。
  2. 改善施策が実行されても見えない
→ 会社が何かに取り組んでいても、その進捗や成果が社員に共有されなければ、「結局、何も変わっていない」と思われてしまいます。
  3. 経営者や上司の言動が一貫していない
→ 「これからは意見を大事にする」と言いながらも、会議では上司が一方的に話すだけのケースが多いと、社員の信頼は失われます。

私自身もよく子供にやってしまいます。
怒らないから言ってみてと言ってるくせに
話終わった瞬間、めっちゃ怒ってしまう、、、とか(汗)

2. 「どうせ変わらない」を「行動の声」に変える方法

「どうせ変わらない」と諦めている社員を、
「うちの会社は変わりそうだ!」と感じさせるためのアプローチを3つご紹介します。

1. 「見える化」で進捗を共有する

社員が「会社は動いている!」と感じるためには、
進捗が見える形で共有されることが重要です。

・進捗を定期的に社内報告

 →「このプロジェクトは〇〇%進んでいます」
   と具体的な進行状況を示すだけで、社員の見方は大きく変わります。

・小さな成功を全員で共有する
 → 「新たな提案が実施されました!」
   「新しい制度が〇月〇日に導入されます」といった
   “小さな変化”を周知することで、「会社は変わろうとしている」
   と実感させることができます。

2. ストレングスファインダーで社員の強みを明確化する

「どうせ変わらない」社員の意識を変えるには、
まず“自分が変わる”体験をしてもらうことが効果的です。

ストレングスファインダーは、社員一人ひとりの「強み」を明確化し、
それを活かす方法を導き出すツールです。

社員が自分の強みを理解すると、
「自分はこの部分で組織に貢献できる」という自信が生まれ、
「変わらない」と思っていた会社での役割が見えるようになります。

強みが分かれば、「自分が活かせる場がある」と感じやすくなり、
社員が主体的に行動するようになります。

ストレングスファインダーを活用した研修を通じて、
社員一人ひとりが「自分の価値」を見つけ出し、
組織に対して前向きな姿勢を持つことが可能になります。

3. 経営者が「まずは動く」姿を見せる

社員の意識を変える最も効果的な方法は、
経営者や上司が変わる姿を見せることです。
・「あなたの声が大切だ」と行動で示す
 → 会議の場で、社員の意見を聞く機会を設け、
  「〇〇さんの意見を採用します」と明言するだけで、
  社員は「会社は動いている」と感じます。
・変化の意思を「行動」で見せる
 → 経営者が自ら現場に出て、社員の意見を聞くアクションを起こすと、
   社員の見方は一変します。トップが動くと、社員も動くのです。

3. ストレングスアスリードの研修で実現する「組織の変革」

「どうせ変わらない」という社員の声を「行動の声」に変えるための研修を実施しています。

1. ストレングスファインダー研修

社員が自分の強みを知ることで、
「自分はここで活躍できる」という自信が生まれます。

これにより、受け身だった社員が
「会社の中で自分が貢献できる場所」を見つけ出し、
主体的に行動するようになります。

2. エンゲージメント向上研修

スクエアホイールサーベイという、エンゲージメントサーベイを使って
社員さんが会社に対して愛着ややりがいを感じられるように、
チームでの対話を通じて「経営者が動き、社員の声を形にする方法」をサポートします。

具体的な課題を抽出し改善をサポートすることで、社員の意見が反映される環境をつくります。

まとめ:社員の「どうせ変わらない」を「行動の声」に変えよう

「どうせ何を言っても、うちの会社は変わらない」
──この言葉の裏側には、「本当は変わってほしい」という社員の願いが隠されています。

その声を「行動」に変えるためには、
・「見える化」
・「強みの可視化」
・「経営者の行動」
がポイントです。

ストレングスファインダー研修やエンゲージメント向上研修を通じて、
社員の声を行動に変えるためのサポートを行っています。

「どうせ変わらない」という声は、変革のチャンスの合図です。

社員の声を、組織の成長の原動力に変えていきましょう!

まずは、気軽にご相談ください。

あなたの組織の「変わらない」を「変わる」に変えるサポートをいたします。

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山田裕介
専門家

山田裕介(企業研修講師・ストレングスコーチ)

株式会社ストレングスアスリード

リーダーが自分やメンバーの強みを見つけ、本来持っている能力を発揮させる。その結果、組織のパフォーマンスが向上し業績もあがっていく。持続的成長を遂げている企業が取り入れている、新しい対話型研修です。

山田裕介プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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