チームワークはコミュニケーションから生まれる!組織力を高める“対話力”の鍛え方

山田裕介

山田裕介

テーマ:新入社員研修、若手社員研修、若手育成研修、相互理解、チームビルディング研修、ストレングスファインダー


1、「チームがバラバラ…」その原因は“コミュニケーション不足かもしれません

・「チーム内の連携が取れない」
・「報連相が不足している」
・「会議で意見が出ない」
──こんな悩みを抱える企業は少なくありません。

多くの場合、これらの課題の本質は
「コミュニケーションの不足」にあります。

コミュニケーションの質が低いと、
メンバー間の認識のズレが生まれ、
結果としてチームのパフォーマンスが低下してしまうのです。

では、なぜコミュニケーションがうまくいかないのでしょうか?
その理由は、「伝え方が不十分」であると同時に、
「受け取り方も不十分」だからです。

つまり、「伝える力」「聴く力」の両方が足りていないのです。

しかし、これらはトレーニングによって改善できます。
チームワークを高めるためには、まずはコミュニケーション力を鍛えることが必須です。

2、なぜ、チームにとって「コミュニケーション力」が重要なのか

1. チームの一体感が生まれる

メンバー同士の会話が増えると、
「この人はこういう考えを持っているんだ」
とお互いを知る機会が増えます。

これにより、信頼関係が深まり、
協力しやすい関係が構築されます。

一人ひとりが「自分はこのチームの一員だ」
と感じることが、チームの一体感を作っていきます。

2. 役割分担が明確になる

明確な役割分担がされていないチームは、誰が何をやるべきか分からず、
無駄な重複作業が発生したり、業務が滞る原因になります。

チームメンバーが日頃から会話を通して
・「自分はこれをやります」
・「ここが得意です」
・「これが苦手なので助けてください」
と話し合うことで、自然と役割が明確になります。

3. ミスやトラブルが未然に防げる

コミュニケーションが不足していると、
チーム内で「報告・連絡・相談(報連相)」がスムーズに行われず、
ミスが発生しやすくなります。

コミュニケーションが活発なチームでは、
困ったときにすぐに相談ができ、トラブルを未然に防ぐことができます。

3、コミュニケーション力を高める3つの方法

1. 「伝える力」を鍛える

伝える力とは、単に情報を話すことではありません。
「相手に理解してもらえるように話す力」のことです。

多くの人は、話す際に自分の視点ばかりを優先しがちですが、
相手がどう受け取るかを考えることが大切です。

改善のためのポイント

・目的を意識して話す:「何を伝えたいのか?」を明確にする。
・簡潔に話す:話が長いと、相手は理解できなくなります。
要点をまとめて話す習慣をつけましょう。
相手のタイプに合わせる:論理的な人には根拠を示し、
感情を重視する人には共感を示すなど、
相手のタイプに合わせた話し方を意識しましょう。

2. 「聴く力」を鍛える

コミュニケーションは「話す力」だけでは成り立ちません。
「聴く力」がなければ、相手の本音やニーズを引き出すことができません。

改善のためのポイント

・相手の話を最後まで聞く:話の途中で口を挟まず、最後まで聞き切ることを意識しましょう。
・相槌を打つ、リアクションを示す:「うん、うん」や「なるほど、そうなんですね」といった相槌を入れることで、相手は「ちゃんと聞いてくれている」と感じ、さらに本音を話しやすくなります。
・オウム返しで確認する:「〇〇ということですね?」と相手の発言を繰り返すことで、お互いの認識のズレを防ぐことができます。

3. 「フィードバック力」を鍛える

チームでのコミュニケーションでは、
「フィードバック」が欠かせません。

フィードバックがうまくできれば、
チームメンバーの成長を促すことができます。

改善のためのポイント

・良い点を先に伝える:いきなり指摘するのではなく、「ここは良かった」と伝えてから改善点を話すと、相手は受け入れやすくなります。
・具体的に伝える:「もっと頑張ろう」ではなく、「〇〇の場面では、△△の方法を試してみよう」というような具体的なアドバイスをするようにしましょう。
・感情ではなく事実を伝える:感情的なフィードバックは、相手の反発を生む可能性があるため、事実に基づいて冷静に伝えることが大切です。
(このポイントが一番難しいかもしませんね!)

4、コミュニケーション力が高いチームは「成果が出る」

では、コミュニケーション力が高いチームは、
どのような成果を生むのでしょうか?

成功事例:ある企業の変化

ある企業では、プロジェクトがなかなか進まないという課題がありました。
原因は、メンバー同士の報連相が不十分だったことです。

そこで、「チームビルディング研修」を実施し、
コミュニケーションの改善トレーニングを行いました。
・「伝える力」「聴く力」「フィードバック力」を強化するワークを実施
・メンバー全員が、自分の「話し方のクセ」や「聴く姿勢」を見直しました

その結果、次のような変化が見られました。
・会議の生産性が向上し、会議の時間が短く、質の高いものに変化
・チームの心理的安全性が高まり、部下からのアイデアが増加
・プロジェクトの進捗スピードが向上、チーム間での関わりが増加

5、まとめ:チームワークを作る鍵は「コミュニケーション力」

チームワークを高めるためには、
「伝える力」「聴く力」「フィードバック力」の3つを高める必要があります。

これらのスキルが向上することで
・チームの一体感が生まれ
・連携がスムーズになり
成果が出やすくなります。

「コミュニケーション力を高めるチームビルディング(チームワーク強化研修)」を提供しています。実践的なワークを通じて、チームの関係性を強化し、
組織の成果を最大化するサポートを行っています。

「チームの連携をもっと良くしたい!」
「メンバー同士がもっと意見を出し合える関係を作りたい!」

そんなお悩みがあれば、ぜひ弊社での研修をご検討ください。
コミュニケーションが変われば、チームの未来も変わります!

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山田裕介
専門家

山田裕介(企業研修講師・ストレングスコーチ)

株式会社ストレングスアスリード

リーダーが自分やメンバーの強みを見つけ、本来持っている能力を発揮させる。その結果、組織のパフォーマンスが向上し業績もあがっていく。持続的成長を遂げている企業が取り入れている、新しい対話型研修です。

山田裕介プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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