成果主義の落とし穴!?チームディングが弱い組織が成長できない理由とその解決策
目次
1、給料がすべてじゃない!人が辞める本当の理由
「給料を上げなければ優秀な人材は来ない」
「福利厚生を充実させないと従業員の士気が上がらない」
と考えていませんか?
たしかに給与や福利厚生は重要な要素ですが、
それだけでは十分ではありません。
ギャラップ社の調査によれば、
従業員が仕事にやる気を失う主な原因のひとつは、
「自分が職場で必要とされていないと感じること」です。
逆に、給料を上げずとも
「自分の価値が認められている」と感じる環境を作れば、
やる気が大きく向上し、優秀な人材が辞めるリスクも大幅に低下します。
2、給料を上げずにやる気を引き出す3つの方法
1. 個々の「強み」を活かす仕組みを作る
従業員は、自分の得意分野や能力を活かしていると感じると、
大きな満足感を得ます。
例えば、ストレングスファインダーを活用して各メンバーの強みを明確化し、
それを活かした業務や役割を与えることで、自然とモチベーションが高まります。
強みにフォーカスしたアプローチは、
「この会社で自分は活躍できる」という実感を生み出します。
2. 承認とフィードバックを増やす
給料以上に、日々の「承認」や「フィードバック」が
従業員のやる気を大きく左右します。
「ありがとう」「助かった」といった言葉を上司から直接伝えるだけで、
従業員の仕事への満足度は格段に向上します。
また、具体的なフィードバックを通じて
成長を感じられる環境を提供することも重要です。
3. 心理的安全性の高い職場を作る
従業員が本音で意見を言い、
失敗を恐れず挑戦できる環境を整えることが、
モチベーションの向上につながります。
心理的安全性が高まることで、
従業員は「この職場なら自分らしく働ける」と感じ、
意欲的に取り組むようになります。
3、実際の成功事例:給与以外の要素で士気が向上した企業
ある企業では、
従業員の満足度が低下し、優秀な人材の退職が続いていました。
そこで、ストレングスファインダーを導入し、
個々の強みを可視化。
それを基に業務を再分配し、適材適所の配置を行いました。
また、1on1ミーティングを通じて日々の承認とフィードバックを徹底したところ、
社員のエンゲージメントが急速に向上。
結果として離職率が改善し、生産性も向上しました。
4、まとめ:人を動かすのは「自分が必要とされていると感じる環境」
給料や福利厚生だけで人のやる気を引き出すのは、
もはや限界があります。
これからの経営やマネジメントには、
「従業員の強みを活かし、価値を感じさせる」仕組みが不可欠です。
お金ではなく、
・「自分の存在が認められている」
・「この会社で成長できる」
という実感が、社員のやる気と定着率を大きく高めます。
弊社では、個々の強みを引き出し、
組織の力を最大化するための研修やコンサルティングを提供しています。
給料だけに頼らない新しいマネジメントを始めてみませんか?