【後編】「組織の可能性を引き出す:ストレングスファインダーがもたらす具体的な変化」
1、はじめに
・「リーダー育成がうまくいかない」
・「部下同士がうまく理解し合えない」
・「組織の活気が薄れている」
こんな悩みを抱えている経営者や
人事担当者は多いのではないでしょうか?
これらの課題に対して、
驚くほど効果的な手法がストレングスファインダーです。
2、 ストレングスファインダーとは?
ストレングスファインダーは、
米国のギャラップ社が開発した
「個々の才能を測定するツール」です。
ひとが、弱みを直そうとするのではなく
強みを活かすことにフォーカスしたら
どうなるのだろうか?
という疑問が発端となっています。
その成り立ちは、Gallup社が人が、
成果を出すにあたり無意識のうちに
どんな才能が駆使しているかについて
200万人に対しインタビューを実施。
抽出された5000個以上のユニークな才能をカテゴリ化し、
最終的に34個の資質(才能のクラスター、才能群)に
まとめたツールです。
177個の質問に答えることにより
人それぞれが持つ34の資質を明らかにしていきます。
「自分の強み」を明確にすることで、
チームメンバーが適材適所で活躍できる環境を
整えることが可能になります。
例えば、以下のような成果が期待できます:
- リーダーシップの向上:強みを活かしたリーダー育成が実現する。
- 相互理解の促進:チームメンバーがお互いの強みを理解し、協力体制が強化される。
- 生産性の向上:それぞれのメンバーが得意なことに集中できる環境を作り出す。
3、なぜ、ストレングスファインダーが必要なのか?
1. 従来の弱点克服型アプローチの限界
多くの企業が「弱点を補う」育成方針を採用していますが、
これは必ずしも効率的ではありません。
弱点を補うことに集中するよりも、強みを伸ばし、
それを活かすほうが生産性が高まります。
ストレングスファインダーは、
社員一人ひとりの「得意分野」を見極め、
それを成長の基盤として活用することを可能にします。
2. 組織のエンゲージメント向上
ギャラップ社の調査によると、
「自分の強みを理解し、それを活かせている」
と感じている社員は、
職場へのエンゲージメントが高まり、
生産性が向上することが明らかになっています。
社員が「自分の価値を認められている」
と感じられる環境を作ることが、企業の成長には欠かせません。
3. 多様性を活かしたチームづくり
現代の職場では、多様な背景やスキルを持つ人々が集まっています。
ストレングスファインダーを導入することで、
各メンバーの個性や強みを活かした適材適所の配置が実現します。
これにより、チーム全体の連携がスムーズになり、
心理的安全性の高い職場が生まれます。
つまり、強みに焦点を当てたアプローチが、
これからの組織運営に求められるのです。
明日のコラムでは、
・ストレングスファインダーを導入するメリット
・お客様の声
について掲載します。
お楽しみに