シューズクローゼット/シューズクローク/玄関収納のある家をつくる
分譲マンションの価格が上昇を続けています。
今回は「今マンションを買うべきなのか」について、ちょっと書いてみます。
マンション”だけ”が不当に高い?
まず、以下の資料のグラフを見ていただきたいと思います。
このグラフは、みずほ銀行が公開している経済リポート「日本産業の中期見通し」(2025年11月28日)の71ページに掲載されている不動産価格指数の推移(住宅)のグラフです。
2010年からの住宅に関する価格推移のグラフですが、このマンションの価格の上昇、少しおかしくないでしょうか?
建築に携わっていますから、近年の材料、労務費の値上がりはよくわかっています。
あらゆる物価が上がっているのですから、住宅の価格が上昇するというのは当然なのかもしれません。
しかし、それだけが原因だと、どうしてマンションと戸建て住宅の間にこれだけの価格上昇差が生まれてきたのでしょうか?
住宅地の地価高騰でしょうか?
しかし、このグラフには「住宅地」の価格も載っていますが、それほど急激な上昇は示しておりません。
この資料については「マンションには投機的資金が流入している」という意見もあります。
確かに海外からの投資などマンションの「資産としての価値、流動性」は高く評価されているみたいですので、そういうところにも一因はありそうです。
マンションが不当に高い=戸建ての方がまし?
私は不動産の専門家ではないので今のこのマンション価格の推移が正常な価格上昇なのか、それともバブルなのか、そして今後どうなるのかについてコメントする立場にありません。
ただ印象として、
今のマンションの価格は不当に高すぎるのでは?
という不信感をもっています。
グラフを見る限り、戸建て住宅の価格上昇はマンションの高値に比べるとずいぶん「まとも」です。
現時点において、投機、転売目的ではなく住むために住宅を手に入れるのであれば、戸建ての方が「まし」なのではないかと思います。
【参考】家が高くなりました。これからどうなる。これからどうする。



