隠し扉をつくる

浅井知彦

浅井知彦

テーマ:住宅

先日、建築金物の「スガツネ」さんの展示会に行ったのですが、面白い製品がたくさんありました。

デザインに凝ったコンセント、スイッチ類(PSE認証もあって安心)なども面白かったのですが、個人的に興味を持ったのが隠し扉です。

隠し扉・・・たとえば以下のような使い方をすることができるようです。
(写真はすべてスガツネのカタログから)

隠しドア
隠し扉の後ろに収納部屋。
表面は壁にしか見えません。
ドアの形状も凝っていますね。
棚が取っ手になっているというのも面白い。

隠しドア
隠し扉の後ろに隠し通路。
廊下の壁を引っ張って開けるのですから、知らない人にはまずわからないでしょう。

隠しドア
鏡張りの壁の後ろにクローゼット。
スタイリッシュなインテリアを崩さない配慮でしょうか。
全面ミラーのドアというのも今までにない発想です。


この商品の優れているのは、扉の表面にかなり凝った細工を入れてもドアを稼働させることができることです。
凝った装飾壁の一部がまさかドアになっているとは、誰にもわかりませんね。


実用性や使い勝手などについて真面目に考えるのであれば、隠し扉というのは真っ先に外されるものかもしれません。

しかし自分の家には自由にやりたいこと、楽しいことを入れてみたいという人もいるでしょう。

折角の注文住宅なのですから実用性よりも「面白さ」を優先して、こういうドアと付けてみるというのもいいかもしれませんね。

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浅井知彦
専門家

浅井知彦(一級建築士、コンクリート診断士、マンション管理士)

レヴォントリ株式会社 一級建築士事務所

素材メーカーで研究してきた技術者としての経験を生かし、鉄筋コンクリート造の住宅を提案。快適な住空間に仕上げるため、デザインありきではなく機能性重視の家づくりを行っています。

浅井知彦プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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