注文住宅の住宅設備【ワインセラー】実際につけてみた

注文住宅を設計をしている建築士の立場から、
私が設計した家でよく使われた住宅設備
住んでいる人からの評価が高い住宅設備
を中心に、なるべく公平な視点で採り上げて行くコラム、今回は、
ワインセラー
についてです。

今回のコラムのテーマ「ワインセラー」ですが、「よく使われた住宅設備」というと、少し無理があったかもしれません。
実際の個人住宅での採用率は・・・1割くらいでしょうか。


写真はミニバーとワインセラーのセットです。

ワインセラーは家電じゃないの？

ワインセラー、冷蔵庫と並んで「家電」に当てはまるのではないかという人も多いかもしれません。
しかしこの写真のように、


ビルトインで綺麗に収めるワインセラーもあります。

このようにリビングダイニングに調和するようなインテリアにするためには、ワインセラーも冷蔵庫も住宅設備と同じように設計段階で検討しておいて貰いたいと思います。

ワインセラーはどういうのが良いの？

ワインセラーの冷却方式には「ペルチェ方式」「コンプレッサー方式」などがあり、使い方、機能によっても「長期熟成タイプ」「複数温度設定タイプ」などがあり・・・という電化製品としての評価については今回は言及しません。

建築設計の立場として気にするのは、ワインセラーの「大きさとデザイン」ですね。

リビングにダイニングに置くワインセラーは、インテリアとしてもかなりの存在感があります。
格好いいワインセラーは、素晴らしいインテリア装飾品です。

設計者としては、リビングダイニングに置くものであれば見た目のデザインにはこだわってほしいと思います。

本気のワインセラー

ワインセラーを長期保管、熟成を目的にして本気で設置するのであれば、リビングダイニングから目の届かないパントリーなどに置くというのもあるかもしれません。


この写真のような大型のものであれば、保管専用の別室を用意するのが正しいかもしれません。

このような「本気のワインセラー」をお考えの方は、早めに設計者に伝えておいてください。