本の多い人が建てる家(書庫/書斎/図書室のある家)
注文住宅を設計をしてい建築士の立場から、
私が設計した家でよく使われた住宅設備
住んでいる人からの評価が高い住宅設備
を中心に、なるべく公平な視点で採り上げていきたいと思います。
今回は、
床下収納
についてです。
住宅設備としては小さなものですが、家を建てるときの参考にしていただければと思います。
写真は住宅建材の大手メーカー城東テクノの製品です。
この会社の製品は、私もよく使います。
今回のコラムは、この会社の製品を中心に話を進めていきます。
(その他の写真も城東テクノの製品です)
床下収納も進化しています
床下収納というと、「床がボコボコして嫌」とか「デザインが嫌い」というイメージを持っている人もいるかもしれませんが、床下収納、床下点検口も進化しています。
高強度、高耐久性
最近の床下点検口は高強度、高耐久性で作られています。
たわみなどはほとんどありません。
実際、上を歩行しても床部分との違いはほとんどわかりません。
高気密性、高断熱性
製品の精度が高いため、蓋の気密性は非常に高くなっています。
これは開け閉めしてみると、すぐわかります。
また、蓋部分に断熱材を使った製品も多くなっています。
デザインも変わってきています
たとえば、この写真の商品、
シャープなフチなしです。
こういう商品だと、こだわりの床材にも違和感なく使って貰えると思います。
また最近は色についても多色展開していますので、気に入ったものを選んで頂けます。
床下収納もいろいろです
昔の床下収納というと深くて使いにくいイメージがある人もいるかもしれませんが、今は床下収納ボックスにも様々な種類があります。
このあたりは使い勝手を考えて選んでもらえればと思います。
そもそも床下収納って何?
「長期優良住宅」の基準では床下は高さが33cm以上の配管メンテナンススペースを設けることになっています。
基礎の図を見て頂ければ判りますが、基礎にはいくつも横方向の開口部が作られています。
これは配管のある床下の点検のため、床下全体に人が通れるようにしているためです。
つまり床下には点検が必要=「どこかに床下に入る点検口を設置しなければならない」のです。
元々、床下収納は、この「床下点検口の有効活用」として出てきたものだと思います。
「床下収納なんて必要ない」という場合も「床下点検口」は必ず設置されます。
そして床下点検口に付ける床下収納ボックスは、そんなに高いものではありません。
「床下収納なんて必要ない」という人もいるかもしれませんが、点検口は必ず付けますので「有っても邪魔じゃない」くらいの軽い気持ちで考えて貰えればと思います。



