注文住宅の住宅設備【宅配ボックス】実際につけてみた

浅井知彦

浅井知彦

テーマ:住宅

実際に注文住宅を設計をしている立場から、
私が設計した家でよく使われた住宅設備
住んでいる人からの評価が高い住宅設備
を中心に、なるべく公平な視点で採り上げていくコラムです。

今回は、
宅配ボックス
についてです。


宅配ボックスはほとんど家に付けています。でも後付けは微妙です。


私の設計している住宅では、ほとんどの家で宅配ボックスを付けますね。

置き型宅配ボックス
家を建てた後でも、こういう置き型のタイプであれば設置出来ますが、このタイプは、玄関の納まりとしてはスッキリしませんね。
またこのタイプは玄関まで入り込まないと使えないので、防犯上も問題がありそうです。
留守宅の門扉を開けて荷物を持って入ってくるというのは、正直実用性に欠けると思います。
かといって、この「置き型宅配ボックス」を道路際に置くのは、防犯上避けたいですね。

埋め込みタイプがおすすめ


私が設計した家では、埋め込みタイプがほとんどです。

門扉に埋め込むタイプ
門扉に埋め込むタイプの宅配ボックスを採用することが多いですね。

門扉型宅配ボックス
防犯上、門扉から先に人が入り込むことはないように考えています。

建物に埋め込むタイプ
こういう設置方法もあります。

建物型宅配ボックス
モダンでスッキリした印象ですね。

宅配ボックス取り出し
取り出しは、建物側なので、雨に濡れることもありません。

これらの宅配ボックスは実用上も防犯上も優れており、どちらも置き型よりスッキリ収まります。


設計時に計画しておきましょう


宅配ボックスのサイズについては、やはりできるだけ大きなモノが良いでしょう。
インタホン、ポストと一緒に設置を考えておくのも大事ですね。
家を建てるとき、外構計画と一緒に計画しておくと良いと思います。

最近の戸建て住宅では必須装備になりつつある宅配ボックスですが、使い勝手が良く安全にスマートに設置するためには、最初から建築士とよく相談しておいてください。

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Mybestpro Members

浅井知彦
専門家

浅井知彦(一級建築士、コンクリート診断士、マンション管理士)

レヴォントリ株式会社 一級建築士事務所

素材メーカーで研究してきた技術者としての経験を生かし、鉄筋コンクリート造の住宅を提案。快適な住空間に仕上げるため、デザインありきではなく機能性重視の家づくりを行っています。

浅井知彦プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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