高低差のある住宅地、傾斜地に家を建てる方法(傾斜地を購入するとき注意すること)
今回は、ビルトインガレージの実際についてです。
かなり主観の入ったコラムになりますが、実際に12年程使ってみた感想(実感)になりますので、ビルトインガレージのある家を検討している方には参考になるかと思います。
先日、新車で購入し、11年乗った車を手放しました。
私は結構乗り物好きですが、手入れに関してはかなりズボラで、この車も新車購入時にディーラーのすすめで一度コーディングを掛けただけ。洗車もたまにしか行わず、ワックスは一度もかけていませんでした。
それでも手放す前に車を水洗いしたら、塗装はかなり綺麗。水もちゃんと弾きます。
正直、かなり驚きました。
我が家のビルトインガレージはシャッター付で、直射日光が車に当たることは殆どありません。
やはり、日射、特に紫外線が車のボディに直接あたらないというのは、車の外装の保護に非常に有効なのだと実感しました。
ビルトインガレージのメリットは、日々使っている間にも実感できました。
たとえば、
◇夏に乗るとき暑くない。冬に乗るときあまり冷えてない。
(真夏、真冬は凄く助かります)
◇買い物したとき荷物をすぐに運び込める。
(雨の日にはとても便利)
◇イタズラされない。安全。
そして
◇車が汚れない。塗装が痛まない。
です。
ただ、ビルトインガレージは敷地のうち道路に面した部分を使いますので、敷地の形状によっては、「1階で日当たりの良い部分が駐車場にとられる」という、少しもったいない間取りになる可能性があります。
しかし、最近はプライバシーを重視した「2階リビング」の間取りも増えてきましたので、敷地に合わせた合理的な設計を行うことで、間取りの不安・不満も解消できるかもしれません。
その他、ビルトインガレージを作るときに気をつけて欲しい点を、幾つか挙げていきます。
◇火災防止のため、車を駐めておく場所については内装制限がかかります。木造住宅の場合、不燃材料による被覆などが求められますので御注意下さい。
◇車の出入り口は広く取りたいところですが、広い開口部は構造上の弱点になりがちです。これも特に木造住宅では注意して下さい。
◇昔に比べて自動車のサイズは大きくなっています。5m近い車の長さ、1.8mを越える横幅の車も珍しくありません。ビルトインガレージのサイズは充分余裕をもって計画して下さい。
◇ビルトインガレージの内部あるいは近くには、水回りがあると何かと便利です。
◇ビルトインガレージ内にコンセントを設けると便利です。将来を見越して200Vコンセントを計画しておくのも良いかもしれません。
◇駐車スペースの天井高さは、居室ほど高くしなくても良いかもしれません。天井高については駐める車に合わせて設計するのも良いと思います。
(高さの調整はハウスメーカーでは難しいかもしれません)
ビルトインガレージを作るにはそれなりのコストも掛かりますが、作ってしまえば、その利用価値、満足度は非常に高いと思います。
車、オートバイをお持ちの方は、是非、検討して頂ければと思います。
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