高低差のある住宅地、傾斜地に家を建てる方法(傾斜地を購入するとき注意すること)
建築家にはそれぞれ得意としているデザイン、好きな設計アイテムがあります。
私の好きなデザインは「シンプルで機能的」なものです。
そして好きな設計アイテムは「屋上」でしょうか。
写真は先日竣工した小規模保育園の屋上園庭です。
非常に便利な駅前の保育園なのですが、土地も狭く、近隣に公園もありませんので、屋上に園庭をつくっています。
夏場は強い日射しを遮るサンシェード付き。夏にはプール。砂場もつくる予定です。
温水シャワーもありますので汚れても大丈夫。
住宅も屋上のある家が多いですね。

屋上の楽しさは、非日常性でしょうか。
都会でも空の広さを体感出来ますし、外部からの視線を気にせずに遊ぶことが出来ます。
街中に住んでいながら開放感のあるプライベート空間を確保出来るということは、なかなか得難いことだと思います。

これらの屋上は、「屋上で遊ぶこと」を前提に、防水、荷重計算、耐久性などを考慮した設計でつくられたものです。
ハウスメーカーや工務店のつくる住宅(軽量鉄骨、木造)とは構造、防水の設計仕様が違います。
基本的に、殆どのハウスメーカーの家、工務店の木造住宅では屋上での本格的な活用、たとえばガーデニングなどは推奨されていませんので御注意下さい。



