スキップフロアの家／ロフトのある家の問題点／注意点について。
今回は、いろいろな建築設備について、実際に取り付けたら幾ら掛かるのかを書いていきます。
※第二回は、こちらから。
建築設備、実際には幾らかかる？（業務用キッチン、オーダーキッチン、ホームエレベーター、床暖房）
※第三回は、こちらから。
建築設備、実際には幾らかかる（らせん階段、地下室、ビルトインガレージ、屋上庭園、防音室、書庫）
折角、注文住宅を建てるのですから、建築設備についても夢があると思います。
最近は、ネットショップでかなりマニアックな住宅設備まで販売されていますが「設置費用まで含めると、幾ら掛かるのか判らない」という方も多いかと思います。
ハウスメーカーで取り扱ってない住宅設備だと、モデルハウスで聞いてみても、実際の値段は判りません。
憧れの住宅設備だけでなく、普通の家ではあまり見ない住宅設備なども含めて、幾つか採り上げてみます。
細かい設置コストは、家の構造や仕様、建築会社によっても変わってきますが、興味のある方は参考にしてみて下さい。
◆ジャグジー風呂、オリジナルバスルーム
リゾートホテルや別荘にあるお風呂を想像して頂ければいいと思います。
写真は、日本の高級バスタブメーカー、JAXSONの製品です。
最近はインターネット通販でもジャグジーバスの購入が出来ますが、水回りについてはメンテナンスなどがありますので、出来れば信頼性のある、サービス体制のしっかりしたメーカーをお勧めします。
お風呂ではゆっくり寛ぎたいという人向けのジャグジーバスですが、バスルーム全体がオリジナル制作になりますので、値段もそれなりにかかります。
ジャグジー付浴槽付のオリジナルバスルーム、小型のもので300～400万円くらい。
写真のような中型～大型なら、お風呂全体で400～600万円くらいでしょうか。
広さや高級感は求めないので、ジャグジー機能だけが欲しいのでしたら、ユニットバスのジャグジー付タイプをお勧めします。
これなら、メーカーにも依りますが、バスルーム全部で150～250万円くらいでしょうか。
◆シャワールーム
これについては、こちらにも書いています。
シャワールームの設置費用、使い勝手、問題点について
設置費用は、日本メーカー品で30～50万円くらいでしょうか。
手軽に使えるので、ゲストルーム、寝室の近く、1.5世帯住宅、子供が運動部に所属している家庭などにおすすめです。
◆家庭用サウナ
ユニットバスに付けるミストサウナではなく、高温になるサウナの方です。
1人用で100～150万円くらい。2～3人用で150～250万円くらいでしょうか。
低温のミストサウナなら、15～30万円のオプションで付けられると思います。
取り付けには、ある程度のスペースと電源が必要ですので設計時に御相談下さい。
◆暖炉、薪ストーブ
これについても、過去に一度書いていますね。
暖炉、薪ストーブ・・・実用的じゃなくても欲しくなる
購入＋設置費用は、小型の薪ストーブで100万円くらいから。
暖炉も大体同様ですが、暖炉の方が本体価格が高い製品が多いようです。
薪ストーブ、暖炉といっても様々なデザイン、商品があります。
写真の薪ストーブは京阪エンジニアリングという薪ストーブの専門会社で取り扱っている商品です。
この会社は神戸ハウジングデザインセンターにショールームがありますので、気軽に本物の薪ストーブをみることが出来ます。
写真の製品は、フランス製のフルオープンタイプの薪ストーブです。
(株)メトスで取り扱っています
手軽さ、実用性、安全性を求めるのなら、ガス暖炉、電気暖炉もあります。
これなら薪の保管スペースも要らず、ガスストーブのように使えます。
手間の掛かる暖炉、薪ストーブですが、別荘や山小屋では欲しくなる装備です。
別荘、山小屋の建て替え、新築を計画されている方、是非、御相談下さい。
