シャワールームの設置費用、使い勝手、問題点について
今回は、防犯性能の高い家を作る方法についてです。
【第1回】家を建てるのに安全、安心な土地とは【安全な家を作る方法】
【第2回】安全、安心な家の構造は何かについて【安全な家を作る方法】
【第3回】安心して長く住むための家を作る【安全な家を作る方法】
【第4回】安心して生活できる家を建てる【安全な家を作る方法】
防犯については、こちらのコラムも参考にして下さい。
【参考】防犯性能の高い家を作る
上記のコラムでは、
◆防犯カメラ
◆ホームセキュリティ
◆センサーライト
◆インタホン
◆玄関扉のオートロック
◆防犯ガラス
などを紹介していますので、今回はそれ以外の防犯設備について書いていきます。
◆防犯砂利
ホームセンターでも売っている防犯砂利は、手軽に使えて効果的な防犯用品です。
神戸、芦屋、西宮の住宅地では、どうしても敷地に余裕が無く、建物間の狭い家が多くなっています。
結果として、道路から見通しの悪い、人が入り込んでも判らない「家の隙間」が発生してしまいます。
防犯砂利は、このような場所で使うと効果的です。
出来れば、土の部分はなるべく固めて(コンクリート土間など)、厚め(4cmくらい)に敷き込むのが理想的です。
写真は、ホームセンターでもよく見かけるアイリスオーヤマの防犯砂利です。
◆窓の位置
防犯上は、人の目のある道路側から見通せない位置には、窓を作らないのが理想的です。
しかし、間取りの関係で、そうも言っていられないのが現実。
では、家の裏側、通りから見えない位置の窓はどうするのか・・・侵入被害の多い1階の場合、ひとつは高い位置に窓を付けることです。
天井に近い位置に窓を付けることで、窓を割ったり鍵を壊したりするのが難しくなり、侵入を防ぐ効果は高くなります。
「部屋からの使い勝手が悪くなるので、そんな高い位置に窓を付けたくない」・・・そのような場合には、窓自体の防犯性を高めるしかありません。
二重ロック、防犯ガラスなどを検討してみて下さい。
(二重ロックはサッシメーカーによっては標準機能になっているところもあります)
なお、トイレや洗面所に使うジャロジー窓、防火用の網入りガラスなどには、高い防犯性能はありませんので、ご注意下さい。
二重ロック、外せない面格子を付けた勝手口ドア。
◆物置の充実
外部物置と防犯・・・何の関係もないように思いますが、そうでもないのです。
まず、家の周りに置かれているモノは、侵入のときの足場になります。隠れるときの物陰にもなります。
また、家の周りに置かれた可燃物は、放火犯の標的にもなり得ます。
そもそも、家の周りが雑然とした家と、きちんと収納整理された家、どちらが侵入しやすそうかを考えてみれば判ります。
家を設計するときには、外部にモノが溢れないよう、外部用の物置を設計の中で計画しておくことをおすすめします。
◆駐車場の安全対策
自動車やオートバイの安全対策にはどんな駐車場が良いか・・・これには2つの考え方があります。
「外からの視線があった方が良い」・・・見えないシャッターなどを避けて、外部から見通せる位置に駐車場を作ること。車が家の中から見える位置に駐車場を作るのも効果的です。
「車が外から見えない方が安全」・・・ビルトインガレージなど、シャッターを付けた方が良いですね。侵入者に対しては、センサーライトなどで注意喚起すると効果的だと思います。
※ビルトインガレージについては、安全性以外のメリットもあります。
【参考】ビルトインガレージ/屋外収納
どちらを選ぶのか、敷地や道路、地域性や生活パターンなどを考えながら決めて下さい。
防犯対策に何を行えばいいのか・・・これは住んで居る地域、家族構成や生活パターン、なにより住む人の意識によって変わってきます。
防犯上の安全な家については、住む人と設計者が相談しながら作ると良いですね。



