Mybestpro Members

浅井知彦プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

泥棒、空き巣に強い家を作る方法【安全な家を作る方法】

浅井知彦

浅井知彦

テーマ:神戸、芦屋、西宮で家を建てる

今回は、防犯性能の高い家を作る方法についてです。

【第1回】家を建てるのに安全、安心な土地とは【安全な家を作る方法】
http://mbp-japan.com/hyogo/revontulet/column/35727/
【第2回】安全、安心な家の構造は何かについて【安全な家を作る方法】
http://mbp-japan.com/hyogo/revontulet/column/35728/
【第3回】安心して長く住むための家を作る【安全な家を作る方法】
http://mbp-japan.com/hyogo/revontulet/column/35729/
【第4回】安心して生活できる家を建てる【安全な家を作る方法】
http://mbp-japan.com/hyogo/revontulet/column/35730/


防犯については、こちらのコラムも参考にして下さい。

【参考】防犯性能の高い家を作る
http://mbp-japan.com/hyogo/revontulet/column/33382/

上記のコラムでは、
◆防犯カメラ
◆ホームセキュリティ
◆センサーライト
◆インタホン
◆玄関扉のオートロック
◆防犯ガラス
などを紹介していますので、今回はそれ以外の防犯設備について書いていきます。


◆防犯砂利

ホームセンターでも売っている防犯砂利は、手軽に使えて効果的な防犯用品です。

神戸、芦屋、西宮の住宅地では、どうしても敷地に余裕が無く、建物間の狭い家が多くなっています。

結果として、道路から見通しの悪い、人が入り込んでも判らない「家の隙間」が発生してしまいます。

防犯砂利は、このような場所で使うと効果的です。

出来れば、土の部分はなるべく固めて(コンクリート土間など)、厚め(4cmくらい)に敷き込むのが理想的です。

防犯砂利
写真は、ホームセンターでもよく見かけるアイリスオーヤマの防犯砂利です。


◆窓の位置

防犯上は、人の目のある道路側から見通せない位置には、窓を作らないのが理想的です。

しかし、間取りの関係で、そうも言っていられないのが現実。

では、家の裏側、通りから見えない位置の窓はどうするのか・・・侵入被害の多い1階の場合、ひとつは高い位置に窓を付けることです。

天井に近い位置に窓を付けることで、窓を割ったり鍵を壊したりするのが難しくなり、侵入を防ぐ効果は高くなります。

「部屋からの使い勝手が悪くなるので、そんな高い位置に窓を付けたくない」・・・そのような場合には、窓自体の防犯性を高めるしかありません。

二重ロック、防犯ガラスなどを検討してみて下さい。
(二重ロックはサッシメーカーによっては標準機能になっているところもあります)

なお、トイレや洗面所に使うジャロジー窓、防火用の網入りガラスなどには、高い防犯性能はありませんので、ご注意下さい。

勝手口
二重ロック、外せない面格子を付けた勝手口ドア。


◆物置の充実

外部物置と防犯・・・何の関係もないように思いますが、そうでもないのです。

まず、家の周りに置かれているモノは、侵入のときの足場になります。隠れるときの物陰にもなります。

また、家の周りに置かれた可燃物は、放火犯の標的にもなり得ます。

そもそも、家の周りが雑然とした家と、きちんと収納整理された家、どちらが侵入しやすそうかを考えてみれば判ります。

家を設計するときには、外部にモノが溢れないよう、外部用の物置を設計の中で計画しておくことをおすすめします。


◆駐車場の安全対策

自動車やオートバイの安全対策にはどんな駐車場が良いか・・・これには2つの考え方があります。

「外からの視線があった方が良い」・・・見えないシャッターなどを避けて、外部から見通せる位置に駐車場を作ること。車が家の中から見える位置に駐車場を作るのも効果的です。

「車が外から見えない方が安全」・・・ビルトインガレージなど、シャッターを付けた方が良いですね。侵入者に対しては、センサーライトなどで注意喚起すると効果的だと思います。

※ビルトインガレージについては、安全性以外のメリットもあります。

【参考】ビルトインガレージ/屋外収納
http://mbp-japan.com/hyogo/revontulet/column/33398/

どちらを選ぶのか、敷地や道路、地域性や生活パターンなどを考えながら決めて下さい。



防犯対策に何を行えばいいのか・・・これは住んで居る地域、家族構成や生活パターン、なにより住む人の意識によって変わってきます。

防犯上の安全な家については、住む人と設計者が相談しながら作ると良いですね。

◆ 関連コラム / 目次 ◆

子育ての家
【1】子どもの可能性を伸ばす家(子供とともに成長する部屋)
http://mbp-japan.com/hyogo/revontulet/column/25286/
【2】子どもの可能性を伸ばす家(もっと自由に)
http://mbp-japan.com/hyogo/revontulet/column/25302/
【3】子どもの可能性を伸ばす家(もっと個性的に)
http://mbp-japan.com/hyogo/revontulet/column/25317/
【4】子育てを応援する家(1.5世帯住宅)
http://mbp-japan.com/hyogo/revontulet/column/25640/
【5】子育てを応援する家/1.5世帯住宅【その2】
http://mbp-japan.com/hyogo/revontulet/column/26025/

   ◇ ◇ ◇

家を作るときに考えて欲しいことについて、こちらのページに纏めてみました。

テーマ別コラムのまとめ【ペット/寒さ対策/子育て/地震に強い鉄筋コンクリート住宅など】
http://mbp-japan.com/hyogo/revontulet/column/25680/

興味のある分野があれば、是非、目を通して下さい。


 ◇ ◇ ◇


家つくり、土地探しなど、住宅に関すること、何でも御相談下さい。

こちらからお問い合わせ下さい

メールの方は、こちらから【匿名でのお問い合わせでも構いません】
infomation@revontulet.jp

土地がある人、土地を探している人、ハウスメーカーの家に飽き足らない人・・・何でもお気軽に御相談ください(御相談内容の守秘義務は厳守します)。

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

浅井知彦
専門家

浅井知彦(一級建築士)

レヴォントリ株式会社 一級建築士事務所

素材メーカーで研究してきた技術者としての経験を生かし、鉄筋コンクリート造の住宅を提案。快適な住空間に仕上げるため、デザインありきではなく機能性重視の家づくりを行っています。

浅井知彦プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

コンクリート住宅設計のプロ

浅井知彦プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼